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        びわ湖1周クイズバトルラリー
 
 8月27〜29日の3日間、滋賀県各地を舞台に「びわ湖1周クイズバトルラリー」という
催しが行われる、という話を最初に知ったのは、N野先生に教えてもらったからだった。さら
にN野先生は、「一緒に出よう」と言う。もともとクイズは好きなので、喜んで参加すること
にする。
 今回は、インターネットからの参加申し込みもOKということなので、受付開始の6月1日
の夜にインターネットから申し込む。
 その後、卒業生のYさんから電話があり、「一緒に出てほしい」という。既に申し込んでし
まったが、2人チームに後でプラスするのがOKならばよかろうということで、実行委員会に
問い合わせる。するとこれがOKとの返事。かくして、今回参加する永野先生チームの5人が
決まったのである。主催者側は2〜5人のチームで申し込むようにとのことなので、チームは
2人でも5人でもよいらしい。もっとも、5人なら優勝賞金100万円の分け前が減るが。
 N野先生チームの5人とは、
@N野先生・・・・この企画の存在を最初に私に教えてくれ、一緒に出ようと誘ってくれた。
AYさん・・・・西中の卒業生で河瀬高校1年生。
BS原さん・・・・Yさんと共に今年の高校生クイズに参加。あと1問で1次予選突破まで行った。
CS橋さん・・・・東中の卒業生でYさん、S原さんの高校になってからの友達。
D私・・・・クイズ歴は第6回高校生クイズ予選1問玉砕、アタック25予選玉砕1回の2つのみ。
である。 (つづく)
 この連載は、実際に出された問題と、この5人の活躍を載せることで、滋賀県に関する知識
を増やし、問題に対してどのように考えたらよいのかというヒントをつかんでもらえたら、と
いうことでやらせてもらうものである。
 8月7日。第1回作戦会議を開く。この場でS橋さんと初めて出会う。誰がどの分野が得意
で、どんな資料を持っていて、これからどの分野の勉強を手分けをしてやるかということの打
ち合わせをする。この中で、チーム内に自然科学の分野に強い人が誰もおらず、このチームの
穴であるということが判明する。
 翌日は全国高等学校クイズ選手権の近畿大会が行われる日である。Yさん、S原さんは、そ
ちらの準備の方もあり、なかなか慌ただしい。
 私は『滋賀県の歴史散歩』『あおい琵琶湖』と理科の資料集を読んでおくことになった。
 8月18日。第2回作戦会議を開く。各自の勉強の成果を出し合い、当日の行き方について
打ち合わせをする。この場で、Yさんたちが高校生クイズで1次予選突破まであと1問という
ところまで行ったということを聞く。なかなか頼もしい戦力になりそうである。 (つづく)
 8月27日、金曜日。びわ湖1周クイズバトルラリーが幕を開けた。会場は彦根陸上競
技場である。ここで全参加チームで○×クイズを行い、不正解チームは退場、正解チーム
で次の問題を行い、だんだんチームが減っていき、残り1000チームになった段階でク
イズ終了。勝ち残った1000チームは次の会場に移動する、という形式である。
 ここ、彦根陸上競技場を会場に、毎年11月に「彦根シティマラソン」という大会が開かれ
ている。参加者とその家族など応援の人たちで1万人ぐらいは集まるのだが、今回もそれぐら
い大がかりな会場準備ができている。それもそのはずで、この企画は約3000組、1万人が
定員となっている。先日、なかなかの人気で、応募が定員を超えたという報道があったらしい
ので、今日、ここには1万人を越える人が集まるのだろう。
 競技場の前にテントがずらりと並んでおり、ID番号ごとに受付をするテントが分けられて
いる。我がN野先生チームは00135番であるが、テントに書いてある番号には3000〜
というのがある。受付初日に申し込んだので番号が早いが、最後の方に申し込めば、3000
台の番号が当たっていたようである。
 番号は200ずつに区切られており、全部で16の受付がずらりと並んでいる。そのうち一
番左のテントに行く。
 受付開始は9時だが、まだ数分ある。しかし、既に200番までのリストには何本かマーカ
ーでチェックしてある。
 無事チェックが済み、競技場の中に入る。既に来ているチームがあちらこちらに思い思いに
待っている。既に直射日光が強いので、日影はないかと探すと、バックストレート側の室内練
習場が開いており、何組かその中で座っているので、そちらに向かう。 (つづく)
 しばらく時間があるので、室内練習場で座って、全員が持参の資料を見て勉強する。
 10時が近づき、係員の人が室内練習場から出て下さいと言いに来る。どれどれと立ち
上がると、いつの間にやらすごい数の人が競技場内に集まってきている。
 10時を回り、さて始まるかなと思ったら、滋賀県警察音楽隊のドリル演奏が始まった。
10分ほど楽器や旗をきびきびした動きと演奏でやっていたが、暑いので大変だろうと思
う。
 これが終わり、さあ始まるかと思うと、また別の、彦根市内の太鼓を叩くグループの演
奏が始まり、会場内は「まだあるんか」という雰囲気になる。せっかくやってはるけれど
も、暑い所に長いこと待たされているので、見る側からしたら「もうええわ」となってし
まう。これはプログラム編成上の問題点だろう。
 太鼓演奏が終わり、いよいよ司会登場である。最初にこの司会から、重大発表がされる。
朝、天気が悪かったせいか、応募3200組のうち、会場に来て受付をしたのは1100
組しかいないとのこと。この会場内での敗者はたった100組という発表があり、会場内、大
いに盛り上がる。
 受付の時、リストをのぞいたら、ほとんどが「県外」と書いてあった。その県外も、何と、
北は北海道から南は九州、鹿児島までの都道府県に広がっているらしい。
 続いて、滋賀県知事登場。挨拶をする。
 これで終わりかと思うと、続いて滋賀県議会議長も登場、挨拶をする。どうも、クイズ大会
というより観光関係の会議と間違っているのではないかというような話をする。
 さぁ、始めよかと思うと、「続きまして」と、彦根市長が挨拶をする。これまた、彦根の観
光案内のようなことをしゃべり出すので、会場内、もうええわ、という感じでざわつく。
 ようやく挨拶が終わり、再び司会登場。○×の巨大な看板も登場し、クイズ大会の雰囲気に
なってくる。こまごまとしたルールの説明がある。
 第1問は5問連続で出題され、5問中○が3問以上あれば○のサークルに、×が3問以上あ
れば×のサークルに行くというものである。では問題。
第1問:琵琶湖国定公園は日本で1番古い国定公園である。
第2問:彦根のシンボルである彦根城の天守は国宝である。
第3問:江戸時代の町並みを再現した彦根の新名所の名前は夢京橋キャッスルロードである。
第4問:琵琶湖にはいくつかの島がありますが、その中で最も大きい島は沖島である。
第5問:滋賀県内では米原駅が新幹線停車駅だが、のぞみ号は停まらない。 (つづく)
 いつぞやの高校生クイズ関東大会で、いきなり2問出題され、○○か○×か×○か××
かの入場門から入りなさいというのがあった。それと似ているが、その形式はそれぞれの
問題で必ず正解でないと勝ち抜けられない。しかし、今回のこの形式は、多少知識があや
ふやでも、必ずこれやというのがいくつかあれば、展開は俄然楽になる。事実、私は第2
問から第5問まで○という自信があるので、第1問は自信がないが、自信をもって○のサ
ークルに行ける。第1問も多分○ではないかという気がするが。
 ちなみに国宝に指定されている城は彦根、姫路、松本の3つである。夢京橋キャッスル
ロードはガイドブックに載っている。沖島は地図を見れば一目瞭然、のぞみ号は得意分野
の問題である。国立公園だけはノーマークの分野であった。知事が1問目を読み上げた瞬
間、これはまずいかなと思ったが、あとは簡単な問題で助かった。
 ゲストの出題者が順に正解を発表していく。知事は○。後も全部○で、4問目以降は結
果が出てしまっているので、誰も聞いていない。
 出題形式に助けられ、1問目は勝ち抜けである。
 疲れたから早く帰りたいという感じの何組かが敗者となり、敗者退場門から出て行った。
 第2問:琵琶湖をまたぐ近江大橋と琵琶湖大橋。先に開通されたのは近江大橋である。
 文章的には「先に開通したのは」が正しい。とにかく、琵琶湖大橋が昭和39年に開業した
のは知っている。何年かは忘れたが、近江大橋はそれより後の開業である。
 正解は×。みんな分からなかったのか、第1問の正解の発表の時に比べて盛り上がり方が全
然違う。
 第3問:夢京橋キャッスルロードにある城下町夢あかり館では、オリジナルキャンドル作り
ができる。
 これはつい先ほど読んだガイドブックに書いてあった。○である。どのチームもガイドブッ
クは持っているので、○サークルへの大移動が始まる。×サークルを見ると、あ、います。ど
うやら早く帰りたいグループのようです。
 あまりに簡単な問題が続くので、N野先生が怒り出す。「滋賀県のPRをこれでもか、これ
でもかと言われると、ええ加減腹立ってくる」とのこと。みんな100万円のために暑い中、
がまんを続ける。この問題の難易度がずっと続くとすると、まさに我慢比べである。正解は○。
 第4問:滋賀県のキャッチフレーズはいち、にの、さん、滋賀ですが、数字のつく市町村は
4市町村である。
 要は「滋賀県の市町村のうち、数字のつく市町村は4つである。○か×か」なのに、なぜ最
初に「滋賀県のキャッチフレーズはいち、にの、さん、滋賀ですが」がつくのだろうか。その
辺に観光PR根性が表れている。
 持参の資料のうち、滋賀県の全市町村のマーク、花、木が表になったものがある。それを見
て数える。近江八幡、八日市、五個荘。何度見ても3つしかない。1つ数え漏らしていれば命
取りだが、2つ以上数え漏らしていれば、セーフである。×のサークルに移動する。
 正解は×。会場内ちょっと盛り上がる。
 第5問:滋賀県は古くから交通の要として、東海道や中山道が通っています。東海道は53
次ですが、中山道の愛知川宿は63番目の宿場町である。○か、×か? (つづく)
 司会は「えちがわやど」と読んでいたが、「えちがわじゅく」が正しい。
 53次に引っかけて63次か。中山道は67次なので、逆算すればよい。中山道は草津
が終点だが、その1つ手前の宿場町は守山である。その前が武佐、その前が愛知川なので
65番宿のはずである。従って、答えは×である。
 いや、待てよ。どこまでを数えるのか? 草津終点として数えるのか、まさか京都終点
として数えるのか? 京都までならば草津、大津もカウントされて、63番目になるでは
ないか! 東海道は終点京都はカウントされないが、中山道の終点は草津でカウントして
あればよいが、京都までなら命取りである。南無三、どこかに載っていないかと、湖東地
方のパンフレットを調べてとお願いしてから『滋賀県の歴史散歩』を必死で探す。
 と、そこですぐ隣にいたおっちゃんが、にこにこしながら「×、×」と言う。「何でで
すか?」と聞くと、「おっちゃん、愛知川に住んでるねん」という。愛知川には「66番
祭り」というのがあるという。66番宿だという。その時、高校生組がガイドブックから
66番宿という記述を発見する。決まった。×で間違いない。では中山道は68次か?
 正解の発表である。「答えは、×」・・・・一瞬の間があって、「ウォー」という歓声。
 第6問:今年の夏は比叡山高校が2年ぶりに7回目の出場を果たしましたが、全国高校野球
選手権大会に出場しましたが、残念ながら滋賀県代表校が優勝したことはないんですね。しか
し、ここで問題です。滋賀県代表校が打ったホームランの本数は全部で4本である。
 何とだらだらと長い問題文か。最後の1文に夏の高校野球をつけるだけで十分ではないか。
しかも、テープ起こしでは省略したが、何回もトチって言い直している。
 場内騒然。これは難しい。ここでN野先生が携帯電話を取り出す。I井先生に電話をする。
情報ネットワークを生かしています。「出ぇへん」とのこと。部活中でしょうか。次に徳田先
生に電話をする。これはつながる。もっと多いやろうとのことである。確かに、昭和54年の
比叡山高校ベスト8、55年の瀬田工業ベスト4、60年の甲西高校ベスト4などで、かなり
勝っているので、その3回だけでも4本ぐらいは打っていそうである。
 T田先生の返事を聞いた途端、N野先生が○のサークルに向けてずんずん歩き出す。問題は
「4本である」と言い切っているので、5本以上か3本以下なら×である。あわててストップ
をかける。「5本以上ですか」と確認すると「4本は打ってるやろうって言うてはったで」と
のこと。4本ならば○に行かねばならぬが、5本以上ならこのままでよい。もう1回聞かなあ
かんで、と電話をすると話し中とのこと。ここで時間切れである。さぁ、吉と出るか、凶と出
るか?
 正解の発表。「答えは、×」・・・・うおーっという大歓声が巻き起こる。今日1番の盛り上が
りである。やかましすぎて解説が聞こえなかったので、正しくは何本かは分からなかった。
 さらに続いて司会者から、この問題の勝者は勝ち抜けという発表がされる。ボルテージがさ
らに上がる。静まり返る○のサークル。しかし、○のサークルにはどう見ても100チーム以
上いるので、この後、この中から何チームか勝ち抜けるためにさらに○×が続くはずである。
 私が高校生クイズに出た時には、1問玉砕だったので、こんな勝ち抜ける喜びというものは
味わったことがなかったが、とてもいいものである。夢のウルトラクイズではなかったが、ク
イズの大会でついに、ついに勝ち抜けたのである。私は密かに感動していた。 (つづく)
 勝ち抜けたチームは14:30までに八幡商業高校のグランドに集合となっている。そ
こで彦根と同じ形式でクイズをし、500チームが勝ち抜けとなっている。
 ぞろぞろと競技場の外の受付に向かう。そこでチームリーダーのIDカードに勝ち抜け
のはんこをもらう。
 競技場内では、敗者の100組を決めるべく、次の問題が出題された。
 第7問:鳥人間コンテストは今年第23回を迎えた。○か×か?
 しかし、後の4人が先を急ぐので、正解も解説も聞けなかった。(正解は○)
 昼を挟むので、どこかで昼食を取らなければならない。前、西中におられた先生の実家
が、近くでうどん屋をしているので、そこで食べることにする。
 地元の利を生かして、一旦西中に寄り、不足かなと思われた資料を追加して八商グラン
ドに向かう。
 14:30を回り、八商バトン部とブラスの発表がある。卒業生はいるかなと探すが、
いなかった。この間、約30分。じりじりと太陽が容赦なく照りつける。大学生ぐらいの男が
次々と上半身裸になっていく。
 司会登場。先ほどと同じ人である。八商の説明をする。
 さぁ、と思うと、やはり市長の挨拶だという。川端市長が登場、少々しゃべる。話がよかっ
たので、拍手も大きい。挨拶は1人だけで、早速クイズ開始である。これはよい。
第1問は川端近江八幡市長の出題である。第1問:近江八幡に城下町を開いたのは豊臣秀吉
の妹の子の豊臣秀次である。
 これはN野先生の得意分野である。問題文のポイントは妹の子かどうかである。ここでN野
先生が悩む。○のような気がするというので、○の方へ行って調べようということにする。が、
あまりにもたくさんの人がいて、○のサークルに行けない。そうこうしているうちに時間切れ、
私が高校生クイズで敗退したのと同じパターンではないか。
 川端市長が○×の札を上げて正解の発表。人だらけで見えないが、こちら側の人が喜んでい
るので、×だったようである。
 解説では、妹の子ではなくて、姉の子だとのこと。人の多さにのために移動できなかったの
が幸いした。
 第2問の発表の前に、八商ブラスとバトン部による八商マーチの発表がある。N野先生が
「八商関係か?」と予想する。
 第2問は八日市県事務所所長の出題である。第2問:今演奏されていたのは八商マーチとい
いますが、この曲を作曲されたのは青い山脈や銀座カンカン娘などで有名な服部良一さんであ
る。
 これは分からん。そういえば、八商の校歌ともう1曲書いたものを何かで見たぞ。というわ
けで、資料をひっくり返して見る。しまった。八商の学校案内を持ってくるべきだったが、後
の祭りである。N野先生は八商の卒業生に電話をする。出ないとのこと。私もつい先日、八商
の卒業生から「携帯買いました」と暑中見舞いをもらったのに、登録していない。(つづく)
 日本語的には、「作曲したのは」が正しい。
 この問題のポイントは、青い山脈や銀座カンカン娘を作曲したのが服部良一かどうかである。
八商関係のルートが断たれた今、資料捜索と記憶のフル回転をさせるしかない。
 服部良一はこの時代の歌謡曲をたくさん作曲していたはずなので、この線から○のような気
がする。
 青い山脈、銀座カンカン娘と服部良一のセットが○だとしても、そもそも服部良一が合って
いるのかどうかも問題である。
 と、ここまで考えたところで、○のサークルへの大移動が始まる。こうなれば、×が500
チームいなければこの問題で決まることはないので、多い方に流れる作戦である。(つづく)
 ×はほんの数組で、圧倒的多数が○になった。正解の発表である。
 「答えは×」「×だぁ〜」「×でございまして」「少数派の方が正解ということになり
ましたね」と喜ぶ司会者。
 正しくは藤山一郎という解説である。
 この問題の正解チームはもちろん勝ち抜けである。
 正解を知っていたのかどうか、これらチームの勇気をたたえるべきであろう。まぁ、負
けなければよいので、作戦としてはよいであろう。
 実行委員会の人もガッツポーズですよと司会が言う。
 続いての問題は琵琶湖まつり感謝使節からの出題である。
 第3問:淡水真珠の養殖に使われている貝はセタシジミである。
 しかし、司会が復唱するときに、とんでもないことが起こった。何と、司会は「淡水真
珠の養殖に使われている貝はイケチョウガイである」と読んだのである。しかも、ご丁寧
にも、男女の司会がそれぞれ1回ずつ「イケチョウガイである」と読んだのである。
 出題者と司会の台本が食い違っているのである。どちらかが正解に違いない。
 『あおい琵琶湖』で繰り返し見たが、セタシジミは巻き貝で、イケチョウガイは2枚貝
である。しかも、いかにも真珠の出来そうな形をしていた。これをくつがえして、実は淡
水真珠は巻き貝で出来るんです、という問題ではないであろう。こう推論して×に向かう。
ついでに言うと、どちらも琵琶湖の固有種である。
 もう1回感謝使節が繰り返すように言われ、「セタシジミ」という。司会が「復唱する際に
間違えてしまいまして」という。単なる言い間違いにして、問題は有効にするようだ。
 正解の発表。答えは×。何か変な雰囲気である。
 会場の後ろの端に回り、全体がどう流れるかを見えるようにする。
 次の問題も感謝使節の出題である。感謝使節は各市町村に2人ずついるからであろうか。
 第4問:琵琶湖の面積は滋賀県全体の面積の約4分の1である。
 何という簡単な問題であろうか。小学4年生の時に滋賀県に住んでいた人ならば、全員答え
られる問題ではないか。滋賀県以外の人には不利だが。しかし、ほとんどの人がいろんな資料
を持ってきており、それらには滋賀県の面積4017Km、琵琶湖の面積674Kmと書い
てある。暗算をすればすぐである。ちなみに、滋賀県の面積は私の妹の誕生日(4月17日)、
琵琶湖の面積は私の家の番地(滋賀県栗太郡栗東町   674番地)と同じと覚えている。
もっとも、琵琶湖の面積の方は最近埋め立てでちょっと減ったらしいが。
 暗算をすれば約6倍となり、×である。
 ここで、我がN野先生チームのちょっと後ろに、第13回アメリカ横断ウルトラクイズ優勝
者、長門勇人(ながとはやと)さんがいることに気が付いた。
 私が大学2回生の時に行われた第13回アメリカ横断ウルトラクイズは、アメリカ本土に上
陸した時点でほぼ全員がどこかの大学のクイズ研究会所属という強力なメンバーばかりで、ま
さにクイズの勝負を楽しめた年であった。
 この年、ゲティスバーグで行われた準決勝は、一進一退の攻防が1時間半も続き、準備した
問題を使い切ってしまうぐらいの激戦で、もう少しこの一進一退が続くようなら、引き分けに
して全員で決勝に行こうかとスタッフが相談したぐらいだったという。17回のウルトラクイ
ズの歴史の中でも、最高の名勝負としてあげるクイズマニアが多い。
 そんな激戦を勝ち抜いて優勝した人が目の前にいる。こんなすごい人と一緒にクイズをして
いるのかと思うと、嬉しくなってしまった。 (つづく)
 この長門さんが『クイズは創造力』という本を出している。この本を大学生の時に読ん
だが、よくぞここまでというぐらいクイズを深く分析している。クイズは、世の中の森羅
万象を対象にしているが、この本のやり方を教員採用試験に関係のある分野だけ利用させ
てもらって、採用試験に受かったのである。そういう意味では、私がこの仕事をしている
のは、長門さんのおかげなのである。
 そういう意味では、私の恩人でもあるので、しゃべりに行きたい気がするのだが、今は
クイズ中でもある。それに、クイズの強者らしきたくさんの人たちと、真剣に何やら話し
ている。あの人たちの知識を総動員して、かなりのところまで勝ち進むであろうから、そ
んなころに『クイズは創造力』を持っていってサインをしてもらう方がよいかもしれない。
そう思い、話しかけに行くのはやめにする。しかし、このグループの動きは要チェックで
ある。
 正解の発表である。「答えは×」やはりである。
 次からは司会の出題である。
 第5問:ここ、第2砦では、八幡商業高校のウエルカムイベントに出演していただきました
八幡商業高校のバトン部のみなさん、いらっしゃいましたね。みなさんよ〜くごらんになって
ましたよね。その人数は10人である。
 何という問題か! ボーイスカウトにも記憶力と観察力を競うキムスゲームというのがある
が、そのノリではないか! あわててビデオを巻き戻す。
 ここで永野先生が自信ありげに12人やという。隊形を見ていて、8人前に並んでいて、後
ろに4人いるなぁと思ったというのである。永野先生様々である。
 答えは×、正解である。しかし、こんな問題で敗者になるのはやりきれないであろう。
 第6問:琵琶湖で唯一、人が住んでいる沖島の現在の住民は約100人である。○か×か?
 約100人の約というのがひっかかる。市の要覧があればよいのだが、そんなものはない。
そう思っているうちに、N野先生が「これちゃうん?」とガイドブックを差し出す。そこには
沖島、人口600人と書かれているではないか。N野先生の連続貢献である。
 「答えは、×で〜す」
 第7問:八日市市の蒲生野の地で1300年前に詠まれた相聞歌の一つ、「茜さす 紫草野
(むらさきの)行き 標野(しめの)行き 野守(のもり)は見ずや 君が袖振る」と歌った
額田王(ぬかたのおおきみ)は男性である。
 何というラッキー問題か。額田王は天智、天武の両天皇に愛された万葉歌人である。しかし
簡単な問題は敗者が少ない。持久戦である。
 「答えは、×でした」・・・・でも、○がいたようである。
 第8問:駐車場、トイレなどの休息機能に加えまして、道路情報や地域情報を提供する機能
や地域の結びつきを強化する機能を併せ持った一般道路の多機能型休息施設「道の駅」、車で
移動するにはとてもありがたいこの施設、滋賀県内には9ヶ所登録されている。
 こういうややこしいフリの問題は、「・・・・多機能型休息施設を何という?」 A.道の駅
というパターンが多いが、要は「滋賀県内の道の駅は9ヶ所である。○か×か?」ではないか。
 これは道路時刻表に載っているが、道路時刻表は持ってきた資料の中にはない。しまっ
たと思ったが仕方がないので、がんばって思い出す。
 愛東マーガレットステーション、あいの土山、近江母の里、琵琶湖大橋米プラザ、こん
ぜ栗東、新旭風車村・・・・う〜ん、あと何があったっけ? ここまで考えてこれ以上思い出
せなくなってしまった。忘れている、もしくは知らない道の駅が3つあれば終わりだが、
そんなにたくさんはないはずである。従って答えは×にする。
 クイズ王、長戸さんを中心とするグループは、誰も分からないらしく、迷っている様子
である。かと思うと、○の方に移動を始めたが、○のサークルに着く前に時間切れとなる。
 正解の発表。「こ、た、え、は、×でした〜」
 この瞬間、「うぉー」という歓声が起こり、周りでは拳を突き上げる人がたくさんいた。
難しい問題だったとみえる。
 解説によると、次の7ヶ所だそうである。あいの土山、くつき新本陣、しんあさひ風車
村、あいとうマーガレットステーション、びわ湖大橋米プラザ、近江母の郷、こんぜの里
りっとうの7つだそうである。朽木村だけ抜けていた。まぁよかった。
 第9問:滋賀県内の市町村の数はオリックスのイチロー選手の背番号と同じ数である。
 これも4年生の時に滋賀県に住んでいた者にとってはへのような問題である。滋賀県の
市町村は合計50。オリックスのイチローが51であることはテレビなどを見れば分かる
ので、×である。
 正解の発表。「答えは、×でーす」
 ちなみに50市町村の内訳は7市42町1村である。
 第10問:名神八日市インターチェンジから竜王インターチェンジの通行中、左側に見える
悠久の岡、蒲生町あかね公園は滋賀県では最大規模を誇る中期古墳で、滋賀県史跡古墳群の保
護と活用を目的に復元、整備した史跡公園です。この古墳群は5基以上の古墳からなる5世紀
を中心とした古墳群でありましたが、現在、復元整備された古墳群はあまごやま古墳とくぼた
やま古墳の2基である。
 最初、八日市から竜王の通行料でも聞くのかと思ったが、その後もだらだらと問題が続き、
結局古墳は2つかどうかという問題に落ち着いた。
 先日、名神を通った時に見かけたが、確か方墳と円墳の2つだったような気がする。『滋賀
県の歴史散歩』などを探し、確認する。載っていないが、とりあえず○に移動する。
 「答えは、○で〜す」・・・・2基の古墳の陰に隠れている古墳がなくてよかった。
 第11問:八日市で有名な大凧は江戸時代中期に男子の出生を祝って5月の節句に鯉のぼり
と共にあげられたのが始まりで、毎年5月の第4日曜日に大凧祭りが開催されていますが、そ
こであげられる凧の大きさは畳100枚の大きさである。○かな、×かな?
 これも地元民にとってはへ問題である。八日市に住んでいる人に聞いたことがあるし、ガイ
ドブックにも載っている。○である。
 「答えは、×で〜す」・・・・会場内からは「え〜?」という大合唱。なぜ×なのか?
 少数派の正解などと司会は言っているが、これは答えが間違いのはずである。
 解説によると、畳200枚分の広さだという。一体どこからそのような答えが出てきたのだ
ろうか。会場内は険しい雰囲気である。しかし、司会はかまわず明後日の長浜で50万円をめ
ざして下さいと流していく。
 あまりにもおかしいと思うので、ガイドブックに載っている八日市の大凧会館というところ
に電話をしてみる。 (つづく)
 問い合わせや抗議の電話が殺到し、つながらないのではないかと心配したが、あっさり
とつながる。かくかくしかじかと説明すると、市政何周年か記念で240畳の大凧をあげ
たことはあったけれども、例年は100畳分です、とのこと。
 この電話をしている間に、誰かが言いに言ったのか、「ちょっとお待ち下さいね」と司
会が言う。誰かが言わなくても私が言いに行くところであった。「もめてると思うわ」と
N野先生が言う。
 クイズ問題作成においては、問題と答えが間違いないという確認作業が何よりも大事だ
が、今回は問題文を聞いていても、明らかにクイズを作ったことのない人の問題文が多い。
多分、何か間違っている資料だけを見て200畳や、と簡単に問題を作り、他の資料を調
べたり、実際に関係機関に問い合わせたりという確認作業をしていないのであろう。
 今ここに残っている人は全員勝ち抜けという発表がある。何とも間の抜けた結末である。め
でたいが、答えを途中で言うてみたり、答えが間違っていたりと、運営のまずさが目立った大
会であった。
 勝ち抜けのスタンプをもらおうとテントに向かう。テントでは、明日の問題のヒントの紙を
配っているらしいが、勝ち抜けチーム数が運営側の予定よりも多くなってしまったので、紙が
足りないとのことで、司会が明日の問題のヒントを読み始める。
 「ヒントは日牟礼八幡宮にあるぞーということです。明日の草津会場で出されるクイズ問題、
1問から2問程度のヒントが日牟礼八幡宮にあるよ。そこに行ってみなければ分からないもの、
ガイドブックに出ていないものがクイズになるんだけど、日牟礼八幡宮といっても広いか?
う〜ん、じゃあもう少しヒント。本殿をよ〜く見てね。上の方かな? さくら門の右側の辺り
にある○○も読んでおくといいことがあるかも。○○は自分で考えてみようだって。それじゃ
あ明日、草津会場で待ってるから遅れないで来てねー、ということです」
 日牟礼八幡宮は分かるが、さくら門ってあるのか。どこにあってどんな字を書くのだろう、
門を調べるところからせなあかんし大変やなぁと思っていると、「ごめんなさい、間違えちゃ
いました」と司会が言う。「桜門」ではなく、「楼門」(ろうもん)だと言う。それまでに、
答えを言うてしまったことか、答えの間違いを意識したのか、間違えたらいけません、情報は
正しく伝えなければいけませんとしきりに強調し、日牟礼八幡宮の読み方をしつこいまでに確
認していたにもかかわらずである。 (つづく)
 楼門なら一般常識の範囲内である。これは読み間違えた司会者が、勉強不足なだけであ
る。しかし、プロの司会者が、下読みもしていないのであろうか。
 これぐらいなら、私が司会や運営をやった方が、まだ面白くてちゃんと出来る自信があ
る。ましてや大学のクイズ研究会、特に長戸さんの所属していた名門、立命館クイズ研究
会(Ritsumeikan Univercity Quiz Society:略称
RUQS)ぐらいに委託すれば、もっと参加者の満足できるきちんとした大会にできてい
たはずである。もし、またこの企画があるのであれば、参加者としてでなく、企画側とし
て参加したいものである。
 勝ち抜けのスタンプを押してもらい、帰りかける。N野先生は別の集まりに行かなけれ
ばならないとやらで、家に帰りたいらしいが、高校生3人組は勉強をしたいので、図書館
に行きたいという。ならばということで、岩間号の所までたどり着き、4人で近江八幡市
立図書館に行く。
 図書館で滋賀県に関する資料を借りようとすると、夏休み中は郷土資料は貸し出しでき
ませんとのことで、図書館内で読むしかない。4人で手分けして、滋賀県に関する本を読
む。
 そうこうしているうちに日が暮れてきたので、高校生には帰ってもらうことにする。日
が暮れてしまったので、日牟礼八幡宮は明日の朝に見に行くことにする。
 こうして8月27日は過ぎた。
 平成11年8月28日土曜日。びわ湖1周クイズバトルラリー2日目である。まずは昨日や
り残した日牟礼八幡宮の取材をしなければいけない。
 集合時刻に間に合うために取材をするためには、6時頃には日牟礼八幡宮に着かなければな
らない。なかなかの強行軍である。
 6時に日牟礼八幡宮に現れるためには、家を5時半には出なければならない。すると、それ
までには起きなければならないが、幸いにも5時頃に目が覚め、事なきを得る。
 6時に日牟礼八幡宮到着。楼門から取材開始。楼門の右側に説明文が掲示されている。これ
が臭い。左甚五郎作の門だと書いてある。
 楼門の右には禁制札が出ている。禁制が4つ書かれている。さらにその右には幟がたくさん
出ているが、これが問題になることはないであろう。
 続いて本殿に移動する。本殿の説明板、本殿の中などをチェックする。昨日のヒントでは本
殿の上とのことだったが、どういう上なのかは分からないので、本殿内の高くなっているとこ
ろ、天井、屋根、本殿裏の高くなっているところなども見ておく。並んでいる御神酒の本数ま
で数えた。これだけ見ておけば、何とかなるであろう。
 2日目、第3砦は草津の野村グランドが会場である。N野先生が、クイズラリーのことが今
朝の京都新聞に載っていて、600組が勝ち抜けたと書いてあったと言う。1000組から 
500組に絞るはずが、答えの間違いで全員勝ち抜けとなったが、その時点で600組がいた
ということである。今日の草津会場では200組が勝ち抜けとなっているので、失敗なく進行
したとすれば、倍率3倍、3チームのうち1チームだけが勝ち抜けるという割合になる。これ
は昨日の2つのどの砦よりも厳しい倍率である。ここからが正念場やなと、気合いを入れて会
場にのり込む。
 受付の次に、小学校の運動会に使う玉入れのポールが立っている。その周りにスタッフが立
っており、チームで1回だけ球を投げて、玉が入れば1問目は正解扱いにすると言うではない
か。まるでお遊びである。 (つづく)
 誰がこの玉入れをするかということで、5人の間で譲り合いが始まる。私も、球技に関
する運動神経はからっきしないので、私よりもましな人にやってもらいたい。結局、じゃ
んけんで決めることになり、よりによって私が負ける。仕方がないので意を決して3mほ
ど先のポールに向けて球を投げるが、左にそれてはずれ。しゃあないなぁと言いながら、
ステージ前に移動し、待機する。今日も暑い。
 ステージ上では、若い女の人たちがダンスをしている。この後のアトラクションの練習
のようである。草津のダンス教室の人だろうかと思う。
 10時になり、この女の人たちがきれいな衣装を着て再びステージ上に現れる。練習の
時のゆったりした動きとはうって変わって、早くて切れのある動きである。先ほどのはア
ップだったのだろうか。N野先生が「これだけの動きは素人ではできひんで。プロちゃう
か」という。草津にそんなものまで出来たのだろうか。
 ダンスが終わり、立命館大学ダンス部でしたと紹介される。なるほど、である。
 会場についてから既に1時間が経つ。日光にじりじりとあぶられ、ええ加減に始めてく
れと思うが、やはり草津市長の挨拶である。
 挨拶は草津市長だけで済み、いよいよクイズ開始である。ルール説明が始まる。この砦
は3択で行われるという。昨日の○×ではなく、1、2、3と大きく書いた看板が登場す
る。最初の設定では500組から200組に半分以下まで早く絞るためであろう。
 1問目は草津市長の出題である。1問目:東海道53次の草津宿本陣の解体修理が完成
して、再び一般公開されたのは何年何月でしょう?
 @平成7年4月 A平成8年4月 B平成9年4月
 なかなかやってくれる問題である。ガイドブックをそれぞれに探してもらう。N野先生が発
見する。それによると、95年完成予定と書いてある。N野先生は「るるぶ’94」を見てい
る。古い本だからといって侮ってはいけない。るるぶ’98もあるが、そんなことは載ってい
ない。古くても持ってきたN野先生様さまである。
 「95年って何年や」とN野先生が言う。「平成7年ですわ」と言う。平成7年はよいのだ
が、平成7年に完成して公開されたのか、平成7年度に完成して8年4月に公開されたのかが
分からない。ええい、ままよと2番に留まる。
 正解の発表。答えは2番である。1、3番を選んだたくさんの人が脱落する。ここで玉入れ
に成功したチームが合流する。
 第2問は草津市の琵琶湖感謝使節の出題である。第2問:日牟礼八幡宮の本殿の上について
いた鈴は何個でしょう?
 @3個 A6個 B9個
 なるほど。この程度の問題か。ひもが3本下がっていて、それぞれに2個ずつやったので、
6個である。ビデオで確認するまでもない。2番である。
 正解の発表。答えは2番である。ほとんどが2番にいる。
 第3問は湖南の観光何とかをしている栗東町議会議員のおっさんである。どうでもよいこと
だが、この議員の家は確か牛乳屋をしていたはずである。
 第3問:徳川家康が名前を付けた薬は何? 選択肢は忘れたが、正解は和中散である。これ
は全員正解であった。
 第4問は草津市の琵琶湖感謝使節の出題である。第4問:日牟礼八幡宮の楼門右にあった禁
制札に書いてなかったのはどれでしょう?
 @馬に乗ってはいけない A木を切ってはいけない B走り回ってはいけない (つづく)
 みんな楼門にばかり気を取られていたようで、問題が読み上げられるとどよめきが起き
る。幸いにも禁制札もチェックしていたので、難なくBだと分かる。
 正解の発表。やはり3番である。多い方に流れる人ばかりで、結局3番ばかり人がいる。
 第5問は県事務所のおっさんの出題である。第5問:東海道の宿場町は滋賀県内にいく
つあるでしょう?
 @5個 A6個 B7個
 これは得意分野である。土山、水口、石部、草津、大津の5つである。
 正解の発表。答えは1番である。
 第6問からは司会からの出題となる。第6問:滋賀県守山市の琵琶湖大橋東詰に昨年10
月、日本最大級の犬のテーマパーク、琵琶湖わんわん王国が誕生しました。この琵琶湖わ
んわん王国の敷地面積は甲子園球場のグランドのいくつ分ぐらいでしょうか?
 @約3つ A約5つ B約6つ
 問題文が読まれている最中に、Yさんがガイドブックに載っている琵琶湖わんわん王国
の広告を見つけ、そのなかに73000mと書かれているではないか。とすると、甲子
園の広さが分かればよいが、あいにくそんな資料は持ち合わせていない。そこで、考える。
甲子園球場のセンターまでは120mである。甲子園球場は、角が少々丸くなっていると
はいえ、ほぼ正方形に近い形をしているので、120m×120mでだいたいの面積が出
るであろう。120×120は14400である。14400m。従って、わんわん王国
の面積÷甲子園の面積とすればよい。73000÷14400=約5。よし、2番だ。
 この問題はさすがに難しいようで、他のチームも右往左往している。しかも、なぜか制限時
間が短く、私が必死で先の暗算を終わらせた直後に時間切れとなる。
 この問題は見事に分かれた。1番が一番多い。少数派になってしまった。確かに、あんな所
が甲子園の5倍の広さもあるのだろうか。これで、もし2番以外なら敗退やなと思う。
 正解の発表。「2番の5つー」一斉に万歳をする2番。飛び上がって喜ぶ人たち。「勝った
方、おめでとうございます。勝ち抜けになります」と発表がある。「大津やな」とN野先生。
倍率3倍も勝ち抜けてしまった。えらいことになってきた。
 勝ち抜けのスタンプをもらうために受付の列に並ぶ。勝ち抜けチームの数が分かるまで、先
の問題で1、3番を選んだ人たちが待たされている。今勝ち抜けたのが200チーム以内なら
200チームになるまでの残り枠を目がけて次の問題が出されるからである。
 受付で次のポイントで出される問題のヒントの紙をもらう。それによると「草津宿本陣の門
の周りに注目。草津宿本陣の外からよく見れば分かる。う〜ん、でも目にはつくけどそこまで
覚えているかなぁっていうような問題にしよう。上か下かは今回教えないよ。それと、本陣の
周りの町並みも見ておくといいかな」とのこと。草津川の堤防を歩いて行くと早いので、草津
川の堤防に上がる。すると、野村グランドがよく見える。たくさんの人が残っている。こんな
たくさんの人を蹴落として勝ち抜けたのかと思うと、寒気がする。
 放送がよく聞こえる。「規定の人数に達してしまったということで」と言っている。何と、
あの問題の2番以外は全員敗者ということになってしまった。さぶいぼが立つ。高校生が、敗
者をバックに写真を撮ってくれと言う。優越感に浸る時である。
 草津宿本陣に着く。本陣前は昔ながらの狭い道で、その狭い道にクイズラリーの参加者があ
ふれている。どうやら昨日の敗者らしき人がスタンプを集めに来ているのもたくさん混じって
いる感じである。あまりの人の多さに、思い通りに観察することができない。交通の妨げにも
なっており、間もなくパトカーまで現れた。 (つづく)
 このパトカー、近くに停まっていた車に対して「何番の車、直ちに移動して下さい」と
言うぐらいで、大して役に立たない。
 暑いし、人が多くてよく見えないしで、いい加減疲れてきた。受付で、草津宿の本を買
い、取材に代えることにする。また、草津宿の向かいにある本屋でるるぶの最新版も補充
する。次は大津市民会館横の大津なぎさ公園お祭り広場に14時半にいればよい。
 浜大津のアーカスで昼食を食べる。N野先生が解散して各自で食べようと言う。N野先
生と私のおじさんチームと、高校生3人のチームに分かれて、それぞれに食べる。食べ終
わった後、疲れたのか、N野先生はベンチで寝てしまう。高校生はアーカス探検に行った
ようである。私はN野先生の近くで勉強をする。
 高校生も戻り、N野先生も目覚め、なぎさ公園に向かう。
 なぎさ公園では既にアトラクションが始まっている。何曲か歌って、最後に琵琶湖就航
の歌で終わりである。滋賀県で歌と言えばたいがい琵琶湖就航の歌になる。
 ここでも「ボーナスゲーム有り」となっているが、草津の玉入れのようなものは何もな
い。一体何があるのか。この会場では200組が100組まで絞られる。
 アトラクションをしていたのは琵琶湖ショーボートミシガンのスタッフでしたと紹介が
あった後、第3砦までと同じ司会者が登場する。そして、ここでのボーナスゲームはクイ
ズですと言う。これならまぁよいだろう。
 ボーナスゲームの問題:琵琶湖毎日マラソンは1947年から始まった。
 昔、テレビの中継で、昭和21年から始まったというのを聞いたような気がするが、いまイ
チ自信がない。持参の朝日年鑑で探すと98年が第53回と書いてある。98から53を引く
と45。45年が0回やから46年が1回になるはずなのに、なぜか○の方に行ってしまう。
この辺がクイズ会場の雰囲気と暑さであろう。締め切られた後に気付いたがもう遅い。N野先
生が「顔が険しいぞ」と言う。
 正解の発表。「答えは×」 やはりである。
 しかし、これはボーナスゲームとしてのクイズなので、この問題に正解したチームは第1問
に正解したのと同じ扱いにするというだけで、間違えたチームは敗者にならなくて済むのであ
る。この辺がラッキーである。
 正解の人たちは会場の隅に寄り、○の人たちの第1問の様子を高見の見物である。
 第1問:草津宿は東海道53次の53番目の宿場である。
 何というへのような問題か。全員が×に移動する。恨めしそうな高見の見物の人たち。
 正解の発表。「答えは×」よっしゃ。これで先ほどのミスも帳消しで、振り出しに戻った。
そういう意味では、ボーナスゲームで間違えていた方が、意気が上がったかもしれない。
 解説の中で、司会が吉良上野介のことを「きらこうずのすけ」と読む。何とものを知らない
司会か。
 第2問は大津市長の出題である。第2問:滋賀を代表する湖国3大祭があります。1つは長
浜の曳山祭。もう1つは大津市で行われる山王祭です。それでは残るもう1つは同じ大津で行
われる大津祭である。
 シンキングタイムは30秒だという。琵琶湖就航の歌が流れる。○への大移動が始まる。×
に2チーム4人が残る。
 正解の発表。○である。
 第3問は県商工労働部長の出題である。第3問:ここ浜大津の湖岸を彩るびわ湖花噴水。後
ろの方に見えておりますけども、この長さが世界最大級で、その長さは300mである。
 びわ湖花噴水はいろいろな資料に載っている。それらによると、長さは440mだとい
う。どのチームも迷うことなく×に移動する。答えが明らかなので、静かなものである。
これが、びわ湖花噴水の幅の長さと、新幹線のぞみ号の長さでは、びわ湖花噴水の方が長
い、とでもひねると、ちょっとは困るはずである。(ちなみに答えは×。のぞみ号の全長
は300、500、700系とも400m)
 正解の発表。×である。会場はシーンとしている。ファンファーレだけが空しく響く。
 第4問は滋賀県観光キャンペーン大津地域推進協議会会長の出題である。あまりの肩書
の長さに、あちこちから笑い声が起こる。私の肩書は何でしょう、という問題にしたら、
半分ぐらい脱落するかもしれない。私も正解する自信がない。
 第4問:琵琶湖に春の開幕を告げる湖上安全を祈る琵琶湖開きは毎年4月に行われる。
 相変わらずこてこてとした問題文であるが、要は琵琶湖開きは4月である、○か×か?
である。何と、10秒でしめ切る。確か7月ではなかったか。全員×のままである。
 正解の発表。×である。しかし、解説によると、3月13日に行われるという。危ない
ところであった。
 第5問は琵琶湖まつり感謝使節の出題である。第5問:草津宿本陣の周りの風景を思い
出して下さい。本陣の建物に向かって右側にお店がありましたが、それは本屋さんだった
でしょうか、薬屋さんだったでしょうか。本屋さんだったと思う人は○へ、薬屋さんだっ
たと思う人は×へ移動して下さい。
 本陣に向かって右に店があったかどうかは記憶にないが、本陣の向かいは本屋である。先ほ
どるるぶを買ったところなので、印象に残っている。そんなそばどうしに本屋があるような町
ではないので、薬屋であろう。ふと見ると、○には誰もいない。
 正解の発表。×である。
 第6問はもう1人の琵琶湖まつり感謝使節の出題である。第6問:みなさん暑い中御苦労様
です。がんばって下さい。今年はだんご3兄弟が大ヒットしましたが、大津市には1000の
だんごを供える千団子祭がある。
 問題文の前の一言で、会場内大いに盛り上がる。感謝使節さんの方こそ、蝉時雨の暑い中、
暑そうな服を着て早くから待機して御苦労様である。
 S原さんが間髪を入れずにガイドブックから見つけだす。○である。S原さんお手柄である。
しかしその後○への大移動が起こり、×には2チームしか残らない。
 正解の発表。○である。
 第7問からは司会者からの出題である。第7問:琵琶湖の1番深い所は安曇川の河口沖で、
110m以上ある。○か×か。
 何という簡単な問題か。そばにいるトラロープのスタッフも、もう勘弁してくれ、という感
じで腰を折る。
 1チームだけ×に残る。司会は勝負に出たと言うが、もう疲れたから帰るというのが本当の
ところであろう。
 正解の発表。「答えは×で〜す」 会場内は無反応である。この調子では、夜までかかるか
もしれない。
 解説によると、最深部で103.58mとのこと。
 第8問:ここ大津の、義仲寺にお墓がある松尾芭蕉の生まれた地は、忍者の里甲賀である。
○か×か。
 何という簡単な問題か。芭蕉は伊賀上野の出身である。甲賀ではない。 (つづく)
 しかし、驚いたことに、いつまで経っても半々ぐらいにばらけており、そのまま時間切
れとなる。えらいことになってしまった。他のチームは、滋賀県のこと以外になると、か
らっきし弱いのかもしれない。見事に分かれた。張り切る司会者。
 正解の発表。「答えは×です」歓声が起こる。「勝者の方、勝ち抜けが決定しました」
 勝ち抜けてしまった。100組に入ったのである。明日の朝、新旭会場に行かなければ
ならない。そこで勝ち抜けると自転車に乗って移動するため、「自転車に乗れる服装でお
こし下さい」と司会が言う。
 受付で勝ち抜けのスタンプをもらうために並んでいるうちに、「ごめんなさい」と司会
が言う。どうやら規定の100組になったようである。
 スタンプをもらう。びわ湖花噴水も祝福するかのように勢いよく放水している。3日目
も行けることになった。えらいことになってきた。
 明日はどのような形式でやるのだろうか。第5砦、新旭会場は○×である。その次のビ
アンカは参加のしおりにはペーパークイズと書いてある。個人戦なのだろうか。はたまた
代表による個人戦なのだろうか。その後の早押しも高校生クイズのように1人ずつ答えた人か
ら勝ち抜けて、全員勝ち抜けたチームが勝ち抜けとか、1つのボタンをチーム全員で手を重ね
て押すとか、いろんなパターンが考えられる。形式によって対応が違うので、どうしたものか。
そんな心配ができるぐらい勝ち残っていること自体、嬉しくてしょうがない。みんなでパルコ
に行き、祝杯をあげる。とはいえ、のどがからからなので、アイスコーヒーがおいしい。
かくして、平成11年8月28日は終わっていった。
 平成11年8月29日、日曜日。今日はびわ湖1周クイズバトルラリー最終日、第5砦、新
旭会場、第6砦、長浜会場では決勝戦である。そこで勝ち残れば最終的に100万円がもらえ
るが、不思議なことに100万円がほしいとはさっぱり思わない。早押しがしたいなぁという
程度である。
 N野邸に行き、2人で篠原駅へ行く。篠原6時51分発に乗り、近江八幡で降りる。
 高校生3人が三々五々集まり、5人揃ったところで7時10分の新快速に乗る。
 山科からの湖西線は、やたらに混んでいる。立ちながらそれぞれに勉強をする。N野先生は
インターネットから滋賀県ゆかりの有名人をプリントアウトしたものを持って来ている。私は
いろんな情報源から雑多なものを書き出したメモを作ってきた。それらを回し読みをする。
 メモは4枚になった。1枚は琵琶湖の固有種。滋賀県の産物の統計からの抜き書きが2枚。
琵琶湖八景についてが1枚である。これらが出ればよいが。
 新旭駅で降りるのは初めてである。駅前に江若鉄道のバスが3台並んでいる。どれもクイズ
ラリー関係のバスのようである。3台目はがらがらなので、3台目に乗ることになる。前の2
台は間もなく発車するが、このバスはいつまで経っても動かない。がらがらなので、次の電車
まで待つようである。次の電車は9時01分着である。8時31分着の電車で来た甲斐がない
ではないか。 (つづく)
 朝が早かったので、眠くなってきた。会場到着まで寝ることにする。
 道路が整備されていないためだろうか、えらくバスがバウンドをするので目が覚める。
右前方に風車村が見える。
 道の駅なので、風車村までバスが行くのかと思えば、えらく手前でバスが止まり、歩い
て下さいという。おまけに、バス代もいるという。クイズラリー用の貸切バスなので、県
が払ってくれているのかと思うと、そうではないらしい。では、この後乗るかもしれない
ビアンカも、切符を買えと言われるかもしれんなぁと思う。 (つづく)
 何百mか歩き、風車村に着く。風車村の前にある案内板をチェックする。奥の方から大きな
音が聞こえてきている。3日目ともなれば、少々覚えてきたびわ湖1周クイズバトルラリーの
テーマミュージックである。スタッフの人が急いで下さいと言う。確かに、受付終了時刻が近
づいている。
 時間になり、アトラクションが始まる。彦根に続いてまた太鼓である。最近、町おこしとし
て太鼓をやるところも増えてきたので、あちらこちらで太鼓を聞く機会が増えてきた。ここで
は今津自衛隊の十戦(じゅっせん)太鼓である。
 太鼓が終わり、司会の登場である。司会も3日間とも同じ人で、出てきた途端、参加者から
も「ジョージー」と声がかかるようになる。司会は「よしだじょうじ」と「はまだあけみ」の2
人である。この2人の声も、だいぶん耳になじんできた。この声も、いつまで聞きつづけられ
るだろうか。 (つづく)
 太鼓が終わり、司会がしゃべり、さて町長と誰が挨拶をするのかなぁと思えば、何と、
いきなりクイズを始めるというではないか。評判が悪かったからであろうか。とにかく、
よい進行である。
 ここ、第5砦では、100組から50組に絞られる。形式は○×、制限時間は30秒である。
 第1問の出題は高島観光振興協議会会長である。第1問:高島町はガリバーの町と言われて
います。ガリバー旅行記の作者、スウィフトはアイルランドの出身である。
 しまった。スウィフトまでしかチェックしていなかった。どうしようかと思っているところ
で○への大移動が始まる。よし、多い方に流れる作戦である。結局×には誰1人残らない。
 正解の発表。「○です」 ふぅ、よかった。全員正解である。
 第2問は今津県事務所長である。第2問:琵琶湖の西側を走るJR湖西線には、踏切がたっ
た1つしかない。
 得意分野である。あとの4人の期待を込めた視線が集まる。 (つづく)
 4人の期待に応えるべく、×に向かう。
 湖西線は、関西地方と北陸地方をそれまでの米原経由よりも短縮するために建設され、昭和
49年7月20日に開業した。当時は昭和39年に開業した新幹線が踏切をゼロにし、事故件
数を飛躍的に減らすことに成功しており、以後建設される新線はほぼ全線高架、基本的に踏切
はなしということになり、湖西線はその第1号として開業している。
 当時私は4歳であったが、なぜか湖西線開業のパンフレットをもらって今でも大事に置いて
ある。そのパンフレットの中にもしっかり踏切ゼロと書いてあった。
 湖西線に関しては、それまでにほぼ同じルートで走っていた江若(こうじゃく)鉄道ぐらい
が出るかと予想していた。滋賀県(近江)と福井県(若狭)を結ぶ願いを込めて、それぞれか
ら1文字を取って開業した江若鉄道だが、資金と地形の関係から浜大津−今津間が開業した後
目的を果たさぬまま、湖西線建設のため昭和44年9月30日限りで廃止されてしまう。その
跡地をほぼ使って現在の湖西線が建設されたわけである。
 現在、日本一高い私鉄は近江鉄道という評判だが、当時は江若鉄道が日本一高いと評判だっ
たらしい。
 数年前、近江鉄道のこの噂は本当かどうかを調べたことがあった。全国に約180ある、お
客を乗せて走る鉄道会社の運賃を全て調べ、1Km当たりの値段に換算して比べるという膨大
な作業だったが、その結果、12Km以上乗る場合は長野電鉄、12Km未満の場合は近江鉄
道が一番高いという結果が出た。噂は本当だったわけである。しかしその後数年が経ち、各社
で運賃改定がされたので、この結果は現在では変わっているかもしれない。
 これが江若鉄道にも当てはまるかどうかは、昭和44年9月号以前の古い時刻表を調べなく
てはいけない。そういう意味では、古い時刻表が必要になる場合もあるわけである。どうでも
いいといえば、これほどどうでもいいことはないのだが。しかし、これこそが文化であろう。
 全員が×のサークルに移動する。問題が簡単すぎるのである。
 「正解は、×です」 全然盛り上がらない会場。
 解説の中で、今年で開業25周年と言った時の拍手が一番マシであった。
 続いて、湖西各町のびわ湖まつり感謝使節が登場する。第3問は感謝使節からの出題で
あるが、新旭町の感謝使節は「あしかがよしみ」さんだという。第3問:福井県若狭から
京都へ通ずる街道は若狭の新鮮な魚を都へ運んだことから、鯖街道と呼ばれていますが、
さて問題です。鯖はサバ目サバ科に属する。○か×か。
 これは一般常識問題である。滋賀県の鯖街道は単なるフリにしか過ぎない。
 「正解は、×です」 これは盛り上がった。万歳をする×のサークル。解説によると、
正しくはスズキ目サバ科だそうである。結構脱落したが、まだ絞るという。
 第4問:今津町には僧侶が座禅をしているように見えることから、座禅草という植物の
群生地がありますが、その座禅草は別名達磨草とも言われる。○か×か。 (つづく)
 座禅草が達磨草と呼ばれていないとするならば、絶対そうであると古今東西調べ尽くさなけ
ればならないので、条件が限定されていない「○○は××とも言う」問題は、必ず○である。
 正解の発表。「○です」 全員当たりだがちょっとだけ拍手、歓声が起こる。
 ここで、海東英和新旭町長が到着したとのことである。挨拶がなかったのはする人がいなか
っただけのことであった。この人は県内最年少の市町村長だが、そんな問題は出ないだろう。
この人は第20回記念洋上滋賀青年の船の団長をしていた人でもある。
 到着早々いきなり出題するとのことである。第5問:みなさんようこそ新旭町へお越し下さ
いました。ここで最後まで正解されますと自転車に乗って今津の港へ向かって頂きますが、そ
の琵琶湖岸には滋賀県で3ヶ所と言われる立派なヨシ群落があります。 (つづく)
 そしてその琵琶湖ヨシ群落から里山にかけて今NHKで里山とか生きもの地球紀行で取
り上げられております湖西の豊かな生き物と関わり合った田んぼやそして川や里山が繰り
広げられています。ゆっくり楽しみながら自転車で空気を吸いながら歩いて下さい。それ
では問題です。6月になりますとこの風車村の西側にあります花菖蒲園もたくさんの人で
にぎわいますが、新旭町の町の花は菖蒲でしょうか、どうでしょうか?
 問題というより要約した挨拶という感じである。町の花は持参した『まるごと淡海』に
載っている。それによると新旭町の花はサツキだという。×である。
 正解の発表「×です」 アベックが1組、2人だけ脱落する。
 第6問:琵琶湖の北端にある海津大崎は、琵琶湖随一のけいかつちで、樹齢500年以
上のソメイヨシノ桜600本が美しい花のトンネルを作ります。○か×か。
 何じゃそら。またやってしまった。それを言うなら「けいしょうち」である。600本
も「ろっぴゃくぽん」はないであろう。これらをむちゃくちゃすまして読んでいるだけに
余計に格好が悪い。
 500年が引っかかるので×に留まるが、会場は割れた。さぁ、どうなるか?
 正解の発表。「正解は、×です」 樹齢50年以上ではあるが、500年以上ではないとい
う解説である。残りチームはかなり減ってきたが、まだ続くようである。
 第7問:昨日行われたびわ町の第14回琵琶湖ジョギングコンサート前夜祭では、「私のマ
ラソン人生」というタイトルで浅井えり子さんが講演を行った。○か×か。
 今朝、電車の中吊り広告で見た。確かに浅井えり子だったが、大会名や講演のタイトルは定
かではない。
 すぐ隣では、他のチームの若い女の子が「浅井えり子て誰か知らんから○にしよう」と言っ
ている。浅井えり子を知らない子もいるのか。そんな子でも、他のチームが○に流れるのに合
わせてこの問題を突破できるのが、この形式のよいところでもあり、悪いところでもある。
 正解の発表。「答えは×で〜す」 全員が○にいる。講演の題は正しくは「走り続けて」だ
という。会場から「何やそれ」という感じの笑いが起きる。
 第8問:関西のアルプスとしても名高い比良山系は、京阪神を中心に多くの登山、ハイキン
グ客でにぎわう山ですが、比良山系で最も高い山は蓬莱山である。○か×か。
 暑さのためか、疲れのためか、武奈ヶ岳を思い出せずに悩む。×が圧倒的に多いので、×に
留まるというていたらくである。
 正解の発表。「答えは、×です」 最も高いのは武奈ヶ岳の1214mという解説である。
5チームぐらいが脱落する。
 第9問:比叡山延暦寺は比叡の文化財、比叡の自然環境、仏教音楽などのすべてをふまえ、
平成7年12月に世界文化遺産に登録された。○か、×か。
 平成7年が引っかかる。調べても載っていないので、多い方に流れる。×である。
 正解の発表。「答えは、×です」 平成6年12月に登録されたということである。また数
組が脱落して行った。
 シンキングタイムを15秒に縮めるという。時間を縮めるよりも、問題の難易度を上げた方
が、よっぽど早く決着がつくのだが。 (つづく)
 第10問:滋賀県はブラジルのリオグランデ=ド=スール州、そして中国の湖南省、アメリ
カのミシガン州、以上3つと姉妹協定を結んでおりますが、この協定は滋賀県と同じく湖を持
つということで結ばれているものです。では問題です。ミシガン湖の面積がミシガン州に占め
る割合は、琵琶湖の面積が滋賀県に占める割合よりも大きい。○か×か。
 今回のクイズラリーには珍しく、よい問題である。ここまではノーマークであった。さて、
どうしたものか。司会のジョージは嬉しそうにカウントダウンをするし、じっくり考える間も
ないが、急いで考える。
 琵琶湖は滋賀県の6分の1なので、ミシガン湖がミシガン州の6分の1以上あれば○になる
し、6分の1以下ならば×である。逆に考えれば、ミシガン州はミシガン湖の6倍の広さがあ
るかないかである。
 ミシガン湖は世界地図にもはっきり載るぐらい大きい。その6倍も広い州ってあったっけ。
 ミシガン州は確かミシガン湖とヒューロン湖の間だったはずである。どう考えてもミシガン
湖の6倍もの広さがあるとは思えない。従って、ミシガン湖はミシガン州に対して、6分の1
より大きいであろうという結論を出し、○に移動する。この間、約10秒である。
 しかし、×に残るチームも半分ぐらいいる。この問題が山であろう。タイムアップである。
 司会のジョージのトークもにわかにトーンアップするし、スタッフも今までになく張り切っ
て、大きな声で○と×の境目を広げにかかる。会場内も俄然、緊張が高まり、固唾を呑んで正
解の発表を待つ、という雰囲気になった。 (つづく)
 正解の発表。「答えは、○」と言うのと同時に大歓声が起こる。バンザイをしながら飛
びはねる○のサークルの人たち。S橋さんも拍手をしながら嬉しそうに飛び跳ねている。
解説はさっぱり聞こえない。
 続いて「勝者のみなさんは勝ち抜け、決定です」とジョージが言う。再びS橋さん、今
度はYさんと手を取り合って飛び跳ねる。えらいことになってきた。次は自転車で今津へ
移動、ビアンカでペーパークイズである。
 勝ち抜けのスタンプをもらうために行列に並ぶ。敗者は勝ち抜けチーム数が判明するま
でその場に座って待たされる。生殺しである。今までどの砦でも、敗者はそのまま解散と
いう過去がある。
 ジョージが「若干名、権利があります」と言う。先ほどの勝者に負けないぐらいの大歓
声が起こる。残る若干名の権利をかけて、敗者復活戦が始まる。
 第11問:ここ、高島地域は、夏は水泳、キャンプ。そして、冬はスキーと、自然満喫
派の観光客に人気があります。ところで、滋賀県には、京阪神から近くて便利なスキー場
が全部で10ヶ所ありますが、さて問題です。そのスキー場10ヶ所のうち、6ヶ所は高
島郡内にある。○か×か。
 「さて問題です」まではまさに観光PR以外の何物でもない。
 既に勝ち抜けているので、答える必要はないものの、もしこの問題が出ていたとしたら
どうするか。○のような気がするが、圧倒的に×が多いので、×に行くであろう。
 正解の発表。「答えは×です」 解説によると、高島郡内にはマキノ、国境、箱館山、朽木
の4つしかないとのことである。ちょっと脱落チームがある。「まだ絞らせて頂きます」との
ことである。
 第12問:比叡山の高さは848mですが、ここに8000m足すと、エベレスト、中国名
はチョモランマの高さになる。○か×か。
 比叡山の高さも、チョモランマの高さも知っていたが、これは今まで気づかなかった。確か
にその通りで、○である。
 正解の発表。「答えは、○です」 しかし、なぜか×の方が圧倒的に多い。また「集計中で
す」と待たせている。
 しかし、我がチームメート達は、勝ち抜けてしまえば関係ないと、どんどん風車村の方に歩
いて行ってしまう。心残りではあるが、はぐれてしまうと面倒なので、ついていく。
 道の駅で休憩している間に敗者復活も終わったらしく、スタッフが続々と引き揚げてくる。
 腰の調子の悪いS原さんも自転車でがんばるとのことで、全員で自転車を借りる所へ移動す
る。既にほとんどの人が借りており、我がチームは最後から2番目の位置となる。
 普段は湖岸道路沿いの空き地であろう原っぱに、U字型に大銀輪部隊が並んでいる。
 ここで再び国松知事が登場、挨拶をする。それによると、国松知事はサイクリングが趣味で、
今でも年に1回は琵琶湖1周をしているという。それで、今回のクイズラリーの中でも、自転
車で湖岸を走るというのがつけ加えられたらしい。しかも、知事自らがこの大銀輪部隊を先導
するという。知事が自転車に乗って走るのに、地元町長が知らん顔をしているわけにはいかな
いからかどうかは知らないが、新旭町長も一緒に先導するという。御苦労さんなことである。
 しかし、61歳になっても毎年自転車で琵琶湖1周を続けているとは、国松知事もすごい人
である。しかし、ちょっと変わり者かもしれない。あまり人のことは言えないが。
 50チームまで減ったとはいえ、まだ200人ぐらいいる。人数が多いので、3つの梯団に
分かれて、ちょっと間をおいてスタートをする。 (つづく)
 今津まで約7Kmだそうである。湖岸道路は交差点が少ないとはいえ、T字路がけっこうあ
る。それらのすべてに、スタッフが立っている。ものすごい数の人が休日出勤をしていること
になる。
 S原さんは腰が悪いということで、そちらの具合も心配だし、N野先生は年やからえらいと
ぼやいているしと、それぞれの人生模様を描きながら約200人の大銀輪部隊はスタッフのお
かげでのんびりと進む。少々暖かめで、風景は申し分ない。
 今津の市街地に到着する。農協の支店のような敷地の駐車場に自転車を置いて、港まで歩く。
 港の手前に、琵琶湖就航の歌の展示館というのがある。ちょっとだけのぞきに行く。
 他のチームも同じようなことを考えているようで、さして広くない展示館内は満員盛況であ
る。ゆっくり見ている余裕もない。
 スタッフの人が早くしてと言う。ぞろぞろと港に行く。左側の桟橋にビアンカが係留されて
いる。右側は今来た湖岸がずっと見えている。風光明媚とはこのことか、という景色である。
 S橋さんが写真を撮りたいと言いだしたが、カメラをどこにしまい込んだか、なかなか出て
こない。これ以上ないという本当の最後になってしまった。船の中を見ると、既に他のチーム
はテーブルについている。初めてのビアンカである。
 乗り込むと、先ほど申し込んだ弁当を渡される。5人チームは入って左側の広間へ行って下
さいという。少ない人数のチームが入って右側の食堂へ行くようである。
 進行方向一番前の左窓側のテーブルが空いている。そこに陣取り、机一杯に資料を広げ、勉
強の続きを始める。他のチームも、勉強をしているチームやらくつろいでいるチームやら、思
い思いに時間を使っている。
 あとの4人はお腹が空いたようで、弁当を食べ始める。外では、スタッフや船の関係者が出
港の準備をしている。 (つづく)
 12時半出航。ここまで通しでいて、顔を覚えたスタッフの1人もなぜか桟橋に残る。
 15分ほど勉強を続けると、ジョージが登場し、湖上決戦が始まる。
 ルールの説明が始まる。○×で、50問を10分でやるという。「え〜」という声がわ
き起こるが、「条件は同じです」と繰り返す。1問当たり12秒。面白くなってきた。
 スタッフが問題用紙を配り始める。ホッチキスで留めたB5の紙が何枚かである。基本的に
は私が問題を解いて行き、分からない問題を後の4人が資料から探すという作戦である。
 みなさんは何問分かるだろうか。「湖上決戦、よ〜い、スタート!」
 Q1:守山市には、旧中山道沿いに東門院というお寺があります。このお寺は、比叡山の東
門として建立されたといわれ、この「守山」という地名は、「比叡山を守る」ということから
名付けられたという説がある。
 これは『滋賀県の歴史散歩』で読んだ。○である。
 Q2:守山市の琵琶湖畔にある佐川美術館は昨年98年3月にオープンしました。館内には
日本を代表する芸術家2人の作品を展示され、1人は彫刻家の「佐藤忠良」ですが後1人は
「東山魁夷」である。
 これはN野先生に任せよう。飛ばす。
 Q3:栗東町にある金勝山(こんぜやま)に県民の森という広場がありますが、ある天皇陛
下が植樹されたヒノキがあります。そのヒノキを植樹されたのは、明治天皇である。
 これは昭和50年に滋賀県であった全国植樹祭で植えられたものである。栗東町役場まで天
皇さんを見に行って、よく覚えている。
 Q4:琵琶湖には冬になると北国から多くの水鳥がやってきますが、その数は滋賀県の人口
の3割程度に当たる約10万羽である。
 10万羽? 見当もつかない。飛ばす。しかし、後で「滋賀県の人口の3割程度」から×で
あるということに気づく。
 Q5:野洲町にある大岩山から発見された日本一大きいといわれている古代の遺品は銅鐸で
ある。
 これが○でなくて何であろうか。野洲は銅鐸で売り出している町である。野洲駅前の観光案
内所には「どうたくん」というキャラクターまで描かれているぐらいである。 (つづく)
 Q6:その古代ロマンあふれる野洲町の代表的な古墳が、円山古墳と甲山古墳ですが、
日本で最も古いと言われている金の糸が見つかったのは、円山古墳である。
 これは知らない。飛ばす。
 Q7:近江富士の名で親しまれている「三上山」はある化け物の退治伝説があります。
その化け物とは、「大蛇」である。
 これは大ムカデなので×である。
 Q8:琵琶湖はカスピ海、バイカル湖についで世界で3番目に古い湖といわれている。
 これは大谷先生に借りてきた『あおいびわ湖』に載っていた。○である。
 Q9:大津市にある瀬田工業高校出身のプロ野球選手といえば「日本ハム」の「西崎幸
広」である。
 最初は日本ハムに入ったが、今は西武に移っている。引っかけ問題であろう。
 Q10:サッカー日本代表のキャプテンを務めた、滋賀県出身の横浜F・マリノスの井
原正巳は、守山市で生まれた。
 前回ワールドカップの中継の時、井原の実家からも中継をしていたが、確か甲賀郡の方
であった。しかし、「生まれた」というのが引っかかる。実は守山で生まれていた、なん
てこともあるかもしれないので、飛ばす。高校は守山だったが。
 Q11:今年11年7月に発表された「滋賀県観光入込客統計調査」による、滋賀県観
光地入込客数の第1位は、「黒壁ガラス館」である。
 持参の『まるごと!淡海』という本に数年前の同じ統計が載っていたが、確か違ったはずで
ある。×にする。
 Q12:琵琶湖の春の風物詩として親しまれ、瀬田川で展開される「朝日レガッタ」は、日
本最大の漕艇大会である。
 そもそも漕艇の大会は「朝日レガッタ」しか知らない。他にもあるかもしれないので、後で
持参の『朝日年鑑』のスポーツの大会結果で調べられるかもしれないので、飛ばす。
 Q13:環境こだわり県、滋賀県の下水道普及率は全国平均より高い。
 これも持参の『日本国勢図会』に載っているはずなので、飛ばす。
 Q14:琵琶湖大橋の路面の高さは、大阪城の天守閣より高い。
 琵琶湖の湖面が大阪城の天守閣と同じ高さというのは第4砦で大津市長が挨拶の中で言って
いた。従って○である。
 Q15:滋賀県で生産している近江米は「日本晴」が有名ですが、作付け面積のトップは
「コシヒカリ」である。
 これはどうしようもない。ヤマカンである。
 Q16:日本三大奇祭の一つである米原町の「鍋冠まつり」。鍋を冠にしてかぶるのは8人
の「少年」である。
 これは『滋賀県の歴史散歩』で読んだ。×である。
 Q17:日本の淡水魚約140種の内、琵琶湖には100種以上が生息している。
 『あおいびわ湖』には60種と出ていたので×であろう。
 Q18:小野妹子は、国交を開く特使として、「唐」の国へ遣わされた。
 小野妹子は遣隋使である。
 Q19:「まんが日本昔ばなし」にでてくるような八日市市にある太郎坊宮。ここにある怪
石で、うそつきが通ると岩にはさまれるという岩の名称は「ハッタリ岩」である。
 知らないので、あとの4人に探してもらう。 (つづく)
 Q20:湖国三大祭の一つ大津祭は、天孫神社の例祭である。
 これも分からないので、後の4人に頑張ってもらう。
 Q21:滋賀県出身の総理大臣はいた。
 これは有名な宇野宗佑がいたので○である。
 Q22:俳聖、松尾芭蕉は大津をこよなく愛し、大津市にある幻住庵(げんじゅあん)で亡
くなった。
 芭蕉が亡くなったのは大阪なので、×である。
 Q23:芭蕉が「鎖あけて月さし入よ浮御堂」と詠んだ浮御堂の寺院名は「満月寺」である。
 その通りである。
 Q24:日本初の高速道路である名神高速道路。八日市ICから大津方面へ向かうと次の
ICは栗東ICである。
 昔はそうだったが、今は竜王ICができているので、×である。
 Q25:近江八幡市の名誉市民第一号であるヴォーリズ卿は、イギリス人である。
 一昨日、近江八幡市立図書館で読んだ本の中にあった。アメリカ人である。
 Q26:安土に日本初のキリシタン神学校を開いたのは「ルイス・フロイス」である。
 忘れたが、そのような気がする。
 Q27:米原町醒井の清流「地蔵川」の水中に咲く花は「バイガモ」である。
 聞いたこともない。飛ばす。
 Q28:琵琶湖が誕生したのは、実は現在の「三重県あたり」である。
 今の三重県伊賀地方で400万年ほど前に出来たらしい。
 Q29:草津市の琵琶湖岸に琵琶湖・淀川水質浄化共同実験センター、通称「Biyoセン
ター」がありますが、「琵琶湖」の形をした水路の実験施設がある。
 これも調べてもらう。 (つづく)
 Q30:琵琶湖の水質保全のため、異常繁茂した水草を除去するため、作業機を滋賀県
エコライフ推進課が2機保有しています。1機は、水草刈取機で名称が「スーパーかいつ
ぶり」、残り1機の水草除去機の名称は「げんごろう」である。
 『まるごと!淡海』で読んだような気がする。
 Q31:滋賀県は明治4年の廃藩置県で誕生した。
 明治4年末の時点では大津県と彦根県だったので、これは違う。
 Q32:彦根城は近江八景のひとつに数えられている。
 琵琶湖八景にはあるが、近江八景にはない。
 Q33:湖東三山とは、秦荘町の金剛輪寺、愛東町の百済寺、永源寺町の永源寺をいう。
 永源寺ではないので×である。
 Q34:彦根城の現在の住所は、彦根市城町である。
 滋賀大学のすぐ裏に住んでいる人がいたが、あの人の住所は何だっけ。飛ばす。
Q35:近江商人の主要商品であり、通産大臣指定の伝統工芸品である「近江上布」は綿織
物である。
 これは麻である。×。
 Q36:佐和山城主、石田三成の家老は島耕作である。
 これはN野先生の得意分野である。
 Q37:滋賀県には「津」のつく地名が多いですが、「津」の意味は「船着き場」である。
 その通りである。
 Q38:多賀町にある駅の名前は「多賀」駅である。
 平成10年3月31日までは「多賀」であったが、平成10年4月1日からは現在の「多賀
大社前」に改称されているので、×である。
 Q39:琵琶湖での漁獲量が最も多く、全国の河川等へ稚魚を送り、喜ばれている魚は「あ
ゆ」である。
 他にもあるかもしれないが、あゆもそうである。
 Q40:びわこ大鯰は電気をおこす。
 どんな生き物でも微弱電流を起こしているが、この問題はどう解釈したらいいのだろうか。
飛ばすことにする。
 Q41:大津なぎさ公園からは蜃気楼を見ることができる。
 琵琶湖大橋が浮き上がって見えるとるるぶで読んだ。○である。 (つづく)
 Q42:志賀町には小野氏ゆかりの神社などが残っていますが、小野妹子とは日本三大美人
の一人である。
 小野妹子は遣隋使であり、小野氏出身の美人で有名なのは小野小町である。
 Q43:比叡山延暦寺は滋賀県にある。
 これが京都だったら、この場の問題には出ていないであろう。
 Q44:滋賀県今津町は、古く交通の要衝の地として栄えた町ですが、現在国道は3本通っ
ている。
 湖西線沿いに走る161号線、日本海に抜ける303号線はそうだが、朽木谷から来ている
367号線は今津町を通っていたかどうか定かではない。これ以外にはないはずである。
 Q45:滋賀県には豪商が多く古い町並みが残っていますが、重要伝統建造物群保存地区は、
滋賀県には2地区だけである。
 いちいち覚えていないが、『ジュニア朝日年鑑』に町並み保存などというページがあり、そ
こで全国の保存地区が地図になったページがあったはずである。高校生に探してもらう。
 Q46:浅井長政とお市の方の娘三姉妹。長女は淀君、三女は徳川秀忠夫人、では次女は京
極高次夫人である。
 これはN野先生の得意中の得意分野である。
 Q47:戦国期鉄砲の里として栄えた国友村の鉄砲鍛冶で我が国最初の反射天体望遠鏡を造
ったのは、国友一貫斎である。
 国友一貫斎はいろいろな発明もしていると読んだことはあるが、望遠鏡もそうかまでは覚え
ていない。
 Q48:琵琶湖に流入する河川は全て1級河川である。
 農業に使われていれば1級河川になるが、全部かどうかとなると怪しい。 (つづく)
 Q49:びわ湖わんわん王国にある「びわ公」の大きさは13mである。
 そもそも「びわ公」を知らないので、どうしようもない。
 Q50:草津市烏丸半島に滋賀県琵琶湖博物館があります。その展示物に古い農家を移築し
て展示物としているものがありますが、その農家のトイレを使って、なんと用をたした人がい
る。
 問題的には○となるはずだがどうだろうか。
 これで全問題に目を通した。あとの4人はがんばって探してくれている。残り時間が気にな
るところだが、ちょうどジョージが「5分経過」と言ってくれる。さぁ、私も資料探しに参加
するとしよう。
 私が飛ばした問題を、あとの4人が分担して探しているが、まだできていない問題を探す。
 先の町並み保存の問題がまだできていない。『ジュニア朝日年鑑』を出し、町並み保存のペ
ージを探す。町並み保存にもたくさんの種類があり、問題の町並み保存の種類に該当するのは
近江八幡の商家町と大津市坂本の門前町、宿坊の2つしかないと書いてある。
 続いて下水道普及率を調べていたYさんが音を上げる。持参の『県勢』を出し、索引で下水
道普及率を探す。滋賀県は47%、全国は55%。下回っている。
 ここで「残り3分」のコール。「あと1分」「30秒前」「20秒前」「10秒前」どんど
んカウントダウンが進んでいくが、駆け込みで何問か判明する。それでも間に合わない最後の
4問ほどはことごとく○をする。
 「5、4、3、2、1、終了です。それでは、クイズ用紙を裏に返して下さい」「係員がク
イズ用紙を回収に行きますので・・・・」スタッフが回収に来る。なかなか緊張感みなぎる600
秒であった。この後は自由行動。1、3階の部屋は立入禁止だという。採点をするのであろう。
14時には今いるテーブルに戻るようにとのことである。 (つづく)
 高校生達はビアンカ探検に行ってしまった。私は、弁当も食べずに資料に目を通していたの
で、まだ昼食を食べておらず、非常に空腹である。弁当を食べることにする。
 もう1つの会場で、何やら歌が始まる。歌手が営業のような形で乗っているらしい。どうや
ら滋賀県をテーマにした歌を歌っている演歌歌手のキャンペーンのようである。
 弁当を食べ終えて部屋を出ると、正解をはり出すとアナウンスが入る。アナウンスで言って
いた場所に行くと、何もはっていない。どうしたのかと探すと、スタッフが現れ、やおらはり
始める。問題、正解、解説が全問題書いてある。以下の通りである。
 Q1:守山市には、旧中山道沿いに東門院というお寺があります。このお寺は、比叡山の東
門として建立されたといわれ、この「守山」という地名は、「比叡山を守る」ということから
名付けられたという説がある。・・・・○
 比叡山を守るという意味で「守山寺」と呼ばれています。
 Q2:守山市の琵琶湖畔にある佐川美術館は昨年98年3月にオープンしました。館内には
日本を代表する芸術家2人の作品を展示され、1人は彫刻家の「佐藤忠良」ですが後1人は
「東山魁夷」である。・・・・×
 「平山郁夫」が正解。美術館自体も水に浮かぶイメージで作られており、美術館自体も芸術
作品といえますので、一度見て下さい。
Q3:栗東町にある金勝山(こんぜやま)に県民の森という広場がありますが、ある天皇陛
下が植樹されたヒノキがあります。そのヒノキを植樹されたのは、明治天皇である。・・・・×
 昭和天皇が正解。昭和50年に植樹されました。
 Q4:琵琶湖には冬になると北国から多くの水鳥がやってきますが、その数は滋賀県の人口
の3割程度に当たる約10万羽である。・・・・×
 滋賀県の人口は約133万人でその3割は40万羽。 (つづく)
 Q5:野洲町にある大岩山から発見された日本一大きいといわれている古代の遺品は銅
鐸である。・・・・○
 高さ134.7cm、重さ45.47Kgで、日本一大きいとされています。
 Q6:その古代ロマンあふれる野洲町の代表的な古墳が、円山古墳と甲山古墳ですが、
日本で最も古いと言われている金の糸が見つかったのは、円山古墳である。・・・・×
 甲山古墳が正解。
 Q7:近江富士の名で親しまれている「三上山」はある化け物の退治伝説があります。
その化け物とは、「大蛇」である。・・・・×
 ムカデが正解。俵藤太(藤原秀郷)が退治したとされている。
 Q8:琵琶湖はカスピ海、バイカル湖についで世界で3番目に古い湖といわれている。
・・・・○
 約400万年の歴史があると言われています。
 Q9:大津市にある瀬田工業高校出身のプロ野球選手といえば「日本ハム」の「西崎幸広」
である。・・・・×
 1998年より西武ライオンズより移籍している。
 張り出した答えには上記のようにあったが、正しくは「1998年に日本ハムから西武ライ
オンズに移籍している」となるはずだが。
Q10:サッカー日本代表のキャプテンを務めた、滋賀県出身の横浜F・マリノスの井原正
巳は、守山市で生まれた。・・・・×
 水口町生まれ。
 Q11:今年11年7月に発表された「滋賀県観光入込客統計調査」による、滋賀県観光地
入込客数の第1位は、「黒壁ガラス館」である。・・・・×
 第1位は多賀大社で約174万人、黒壁ガラス館は第2位で約152万人。
 Q12:琵琶湖の春の風物詩として親しまれ、瀬田川で展開される「朝日レガッタ」は、日
本最大の漕艇大会である。・・・・○
 平成9年には、50回記念大会として、中国やドイツからも招聘し、総参加数は2300名
に及んだ。
 Q13:環境こだわり県、滋賀県の下水道普及率は全国平均より高い。・・・・×
 以外ですが、滋賀県の方が低い。滋賀県55.0%(H10年度末)、全国56.5%(H
9年度末)
 ワープロの誤変換であろう。
 Q14:琵琶湖大橋の路面の高さは、大阪城の天守閣より高い。・・・・○
 琵琶湖の水面標高は、大阪湾の干潮位から85.614mの高さのところを基準水位(±0
m)とされていて、これは大阪城天守閣の高さとほぼ同じです。 (つづく)
 Q15:滋賀県で生産している近江米は「日本晴」が有名ですが、作付け面積のトップは
「コシヒカリ」である。・・・・○
 作付け面積(全体面積:38000ha:H10) 1位コシヒカリ32% 2位日本晴
30% 3位キヌヒカリ
 Q16:日本三大奇祭の一つである米原町の「鍋冠まつり」。鍋を冠にしてかぶるのは8人
の「少年」である。・・・・×
 「少女」が正解。米原町筑摩神社の例祭。筑摩神社が「食物の神」を祭神にしているなどい
ろいろな説があります。
 Q17:日本の淡水魚約140種の内、琵琶湖には100種以上が生息している。・・・・×
 約60種が生息。
 Q18:小野妹子は、国交を開く特使として、「唐」の国へ遣わされた。・・・・×
 「随」が正解。
 正しくは「隋」
 Q19:「まんが日本昔ばなし」にでてくるような八日市市にある太郎坊宮。ここにある怪
石で、うそつきが通ると岩にはさまれるという岩の名称は「ハッタリ岩」である。・・・・×
 「夫婦岩」が正解。
 Q20:湖国三大祭の一つ大津祭は、天孫神社の例祭である。・・・・○
 これにはコメントがなかった。
 Q21:滋賀県出身の総理大臣はいた。・・・・○
 第75代内閣総理大臣 宇野宗佑 (つづく)
 Q22:俳聖、松尾芭蕉は大津をこよなく愛し、大津市にある幻住庵(げんじゅあん)
で亡くなった。・・・・×
 大阪で亡くなり、遺言により大津市義仲寺に葬られた。
 Q23:芭蕉が「鎖あけて月さし入よ浮御堂」と詠んだ浮御堂の寺院名は「満月寺」で
ある。・・・・○
 これにも解説がなかった。
 Q24:日本初の高速道路である名神高速道路。八日市ICから大津方面へ向かうと次の
ICは栗東ICである。・・・・×
 竜王ICが正解。
 Q25:近江八幡市の名誉市民第一号であるヴォーリズ卿は、イギリス人である。・・・・×
 アメリカ人が正解。                               
 Q26:安土に日本初のキリシタン神学校を開いたのは「ルイス・フロイス」である。・・
・・×
 イタリア人宣教師「オルガンチノ」
 Q27:米原町醒井の清流「地蔵川」の水中に咲く花は「バイガモ」である。・・・・○
 近畿地方では珍しく、7〜8月中旬が見頃です。
 Q28:琵琶湖が誕生したのは、実は現在の「三重県あたり」である。・・・・○
 伊賀上野のあたりで誕生したといわれており、今も年間3cmずつ北へ移動しており、50
〜100万年後には、日本海へつながるとされています。
 Q29:草津市の琵琶湖岸に琵琶湖・淀川水質浄化共同実験センター、通称「Biyoセン
ター」がありますが、「琵琶湖」の形をした水路の実験施設がある。・・・・○
 水質浄化のため様々な実験が行われています。
 Q30:琵琶湖の水質保全のため、異常繁茂した水草を除去するため、作業機を滋賀県エコ
ライフ推進課が2機保有しています。1機は、水草刈取機で名称が「スーパーかいつぶり」、
残り1機の水草除去機の名称は「げんごろう」である。・・・・○
 湖辺の環境保全や船舶航行の安全を確保します。
 Q31:滋賀県は明治4年の廃藩置県で誕生した。・・・・×
 廃藩置県で8つの県が誕生した。滋賀県とという名称は、明治5年に現れる。
 Q32:彦根城は近江八景のひとつに数えられている。・・・・×
「月明は彦根の古城」は琵琶湖八景のひとつ。
 Q33:湖東三山とは、秦荘町の金剛輪寺、愛東町の百済寺、永源寺町の永源寺をいう。・・
・・×
 永源寺ではなく、甲良町の西明寺。
 Q34:彦根城の現在の住所は、彦根市城町である。・・・・×
 彦根市金亀町(こんきちょう)。
 Q35:近江商人の主要商品であり、通産大臣指定の伝統工芸品である「近江上布」は綿織
物である。・・・・×
 麻の平織り。 (つづく)
 Q36:佐和山城主、石田三成の家老は島耕作である。・・・・×
 島左近。
 Q37:滋賀県には「津」のつく地名が多いですが、「津」の意味は「船着き場」である。
・・・・○
 船着き場、もしくは渡し場。
 Q38:多賀町にある駅の名前は「多賀」駅である。・・・・×
 「多賀大社前」駅。
 Q39:琵琶湖での漁獲量が最も多く、全国の河川等へ稚魚を送り、喜ばれている魚は「あ
ゆ」である。・・・・○
 これも解説がなかった。
 Q40:びわこ大鯰は電気をおこす。・・・・×
 これも解説がなかった。
 Q41:大津なぎさ公園からは蜃気楼を見ることができる。・・・・○
 琵琶湖大橋が歪んで見える。
 Q42:志賀町には小野氏ゆかりの神社などが残っていますが、小野妹子とは日本三大美人
の一人である。・・・・×
 小野妹子は男性。聖徳太子の命により、はじめて遣隋使として中国に渡った人物。
 Q43:比叡山延暦寺は滋賀県にある。・・・・○
 これも解説がなかった。 (つづく)
 Q44:滋賀県今津町は、古く交通の要衝の地として栄えた町ですが、現在国道は3本
通っている。・・・・○
 R161、R303、R367の3本。
 Q45:滋賀県には豪商が多く古い町並みが残っていますが、重要伝統建造物群保存地
区は、滋賀県には2地区だけである。・・・・×
 「大津市坂本地区」「近江八幡市商家町」「近江商人の本宅を有する五個荘町金堂地区」
 Q46:浅井長政とお市の方の娘三姉妹。長女は淀君、三女は徳川秀忠夫人、では次女
は京極高次夫人である。・・・・○
 これも解説がなかった。
 Q47:戦国期鉄砲の里として栄えた国友村の鉄砲鍛冶で我が国最初の反射天体望遠鏡
を造ったのは、国友一貫斎である。・・・・○
 これも解説がなかった。
 Q48:琵琶湖に流入する河川は全て1級河川である。・・・・○
 滋賀県では2級河川は存在しない。
 Q49:びわ湖わんわん王国にある「びわ公」の大きさは13mである。・・・・○
 これも解説がなかった。
 Q50:草津市烏丸半島に滋賀県琵琶湖博物館があります。その展示物に古い農家を移
築して展示物としているものがありますが、その農家のトイレを使って、なんと用をたし
た人がいる。・・・・○
 よほど展示物が見事だったのでしょう。
 これで全問題の正解と解説に目を通した。読みながら指を折って自己採点をしたが、39点
であった。しかし、あとの4人が資料から見つけて、訂正をしてくれている分は把握していな
いので、もう少し上がるかもしれない。
 竹生島の南の沖合に停泊していたが、東に向けて船が動き出した。
 14時を回り、ジョージがしゃべり始める。「成績の良かったグループから順番に発表いた
します」とのこと。場内どよめく。
 「それでは発表します。まず1組目。最高得点のグループは41点。」場内またどよめく。
うわてがいるものである。しかも3チームもいるという。しかし勝ち抜けはできそうである。
 「それでは、発表しましょう。まず1組目。先ほど申し上げました、得点は41点。準備し
ていますね。IDナンバー0135、ナガノタケシさん」
 0135って、うち何番やったっけ、と思っているうちに高校生3人が喜び始める。そして
ジョージの「ナガノタケシさん」の声が聞こえる。うちやがな! (つづく)
 立ち上がってキャーキャーと喜ぶ高校生たち。えらいことになってしまった。スタッフ
なのかマスコミなのか、カメラマンが来て写真を撮って行く。
 何と、船内ペーパーテストで1位である。あのウルトラクイズでは、機内ペーパーの1
位はある意味で優勝よりも価値があるとされていた。そんなペーパーテスト1位を取って
しまったなんて、いいのだろうか。これは行けるかもしれない。 (つづく)
 スタッフの人が長浜会場のみ有効のIDカードを持ってきた。「びわ湖1周クイズバト
ルラリー」「天下統一最終決戦」と書かれ、琵琶湖の地図と長浜の場所に印がついている。
 その間も続々と勝ち抜けチームが発表されていく。40点、39点とだんだん得点が下
がって行き、34点の時点で18チーム勝ち抜けとなる。33点に6チームいるので、そ
のうちの3チームを落とすサドンデスが行われると発表される。
 チームの代表1人が前に出て○×を行い、3チームになった時点で終了という形式をと
るらしい。発表された6チームでは、誰が前に出るかを決める運命の相談が行われる。
 6チームの代表が出揃い、サドンデスが始まる。
 第1問:ビアンカの愛称は琵琶湖の白い白鳥である。○か×か。
 4人が○、2人が×である。
 正解は、琵琶湖の白い客船、×です。
 ×の2人が勝ち抜けとなる。2人とも若い男だが、喜んで固く抱き合い、会場内大いに
盛り上がる。
 勝ち抜け枠3つのうち2つが決まった。残り1つの椅子をかけての第2問が出される。
 第2問:ビアンカの法定の定員は500人である。○か×か。
 ○が1人、×が3人。○ならこれで決まりである。
 正解は600名、×です。
 「あぁー」と放心したように去っていく。3人のうちの1人が勝ち抜けられる。
 第3問:ビアンカデイクルーズは4時間コースである。○か×か。
 ○が1人、×が2人と分かれた。○ならこれで決まる。
 正解を言います。正解は、○です。
 ×を出していた女の人が走るように戻っていく。
 ジョージが長浜到着後の案内をし、ビアンカ決戦は終了した。
 長浜港に到着し、勝ち抜け20チームが誘導される。敗者チームは船内に居残りである。
豊公園まで歩き、たくさんの人が取り囲む、見慣れたステージが見えてくる。
 ステージ下手奥にテントが2張り張られ、パイプ椅子が並んでいる。そこに座って待機
するとのこと。まずは既に敗者となっている人たちによる埋蔵金争奪戦が行われる。埋蔵
金争奪戦で1位になっても50万円がもらえる。その後が我々の出番である。勝ち残った
うちの1位になると、賞金は100万円である。しかし、そんな大金がもらえるような実
感はないし、既にこの場に勝ち残っているだけで十分である。
 例によって長浜市長の挨拶がある。この中で、優勝チームは、長浜城天守閣に登り、勝
ち鬨をあげてもらうという話があった。勝者テントがざわつく。これは負けた方がよさそ
うである。
 埋蔵金争奪戦が始まる。3択とのことである。草津で使った1〜3の看板が登場する。
 ルール説明が終わり、さぁ始まるかと思うと、先ほどビアンカで歌っていた演歌歌手が
登場し、再び1曲歌う。琵琶湖周航の歌によく似た歌である。
 第1問:琵琶湖哀歌は昭和16年に東海林太郎さん、小笠原みつこさんの歌で発売されて大
ヒットしたのですが、その後、ほったとしおさんが吹き込んでからレコードもカラオケもない
ままになっていました。今年の3月、山本和美さんがやっとリバイバル発売されたのですが、
これは何年ぶりのことでしょうか。
@22年ぶり A32年ぶり B42年ぶり
 これは難しい。しかも10秒だという。会場内は大混乱である。端っこの人が逆のサークル
に行きたくても行けない状態である。しかし無情にもロープで締め切られる。
 さっき歌った山本和美さんが正解の発表をする。「答えはですね、2番・・・・」
 会場内大歓声である。難しい問題なら自然と盛り上がるものである。
 第2問:JR長浜駅前には、石田三成が秀吉に取り立てられるきっかけとなった三献の茶を
モチーフにした像が建てられていますが、石田三成は秀吉から見て右側か、左側か。
@秀吉の右側 A秀吉の左側 B秀吉の正面でひざまずいている
 答えは、2番の左側でーす。
 これも盛り上がる。
 第3問:滋賀県水産試験場は明治33年に琵琶湖漁業の振興と、養魚技術の発展を目的に開
設されましたが、ここの水産試験場の調査船の船名は何というでしょうか。
@みずすまし Aわかあゆ Bびわこ丸
 10人ぐらいになったらステージ上で続きをすると発表される。
 正解の発表。3番。これも大きな叫び声が聞こえる。
 3番の人はステージ上へ上がるように指示がある。
 50万円をもらったらどうするかというインタビューが行われ、続きの問題に移る。
 ここからは○×形式に変わるという。
 第4問:音声が聞き取りにくく、はっきりとは分からないが、綿製品の何かで、生産量は全
国シェアNo.1は新旭町である、という問題である。 (つづく)
 8チーム残っており、×○○○○×○×と分かれた。○コールが起こる。
 正解の発表。「答えは、○でーす」 全国シェア70%とのことである。3チームが脱
落、残る5チームに第5問である。
 第5問:滋賀県は50の市町村がありますが、唯一の村である朽木村よりも人口が少な
い町がある。○か×か。
 ○が1人、×が4人と分かれた。
 正解の発表。「答えは×」 4チームに第6問が出される。
 第6問:SL北びわこ号の機関車はC56であるが、愛称はポニーである。
 ○が1人、×が3人と分かれた。
 「こ、た、え、は、○」 大歓声が起こる。唯一○を出していたおばちゃんが小躍りし
て喜んでいる。本当に50万円をもらっていた。
 早押し機がセットされ始める。会場の緊張感が高まる。
 残る20チームを5チームずつ4組に分け、各組の勝ち抜けチームで決勝を行うと説明
がある。チームに早押し機は1個。高校生クイズのように押せばよいようである。勝ち抜
けポイントは3ポイント。お手つき誤答は1回休みだという。
 テント内に座っている場所で組分けがされる。我々は3組目となった。1組目の5チー
ムがステージ上にあがり、早押し機のテストをさせてもらっている。ボタンは赤くて大き
なでべそ型、押せば「ピンポン」という音と共に回転灯が回る仕掛けである。(つづく)
 早押しは、どの時点でボタンを押せるかが重要なポイントなので、どの時点で問題が分
かったかの印をつける。私が分かった時点を「/」、実際の解答者が押した時点を「//」
とするので、実際に問題を聞いているとして、自分が解答権を取れるかどうかも考えると
面白いだろう。
 第1問:日本でも、特に、甲西町でしか見られない//
 早い!「5番の方」「ウツクシマツ」 ピンポンピンポン。正解である。
 甲西町で何があったっけかな、と考えているうちだったので、これはびっくりした。油
断をしている場合ではなさそうである。この早さには会場内も驚嘆の嵐である。
 ちなみに問題は、「日本でも、特に、甲西町でしか見られない珍しい松の名前は」であ
った。私は「松」でしか押せない。甲西町にはそれ以外にないと知っていないとあのポイ
ントでは押せない。
 第2問:琵琶湖の神様がまつられている竹生島は何町/にある?//
 これは取れた。また5番が解答権を取り、会場内盛り上がる。
 「びわ町」 ピンポンピンポン。5番がいきなりリーチである。もし1組に入っていれば、
1対1である。
 第3問:今決勝が行われている、この公園の名前は?///
 解答権が取れたかどうかという微妙なタイミングである。また5番が取った。
 「豊公園」 ちょっと間が合ってからピンポンピンポン。正しくは長浜豊公園とのこと。
 ストレートで決まってしまった。続いて2組の登場である。
 第1問:湖上決戦の、場所となった船の名前//は?/
 「1番」「ビアンカ」 ピンポンピンポン。どうも問題にひねりがない。どんどん押せばよ
いようだ。
 第2問:みなさんが参加しているクイズ大会、正式名称は//何と/
 「5番」「びわ湖1周クイズバトルラリー」 ピンポンピンポン。どうも押し負ける。大学
生が多いようである。
 第3問:滋賀県では、○○八景と呼ばれている//
 これは早すぎる。「2番」「近江八景」 ピンポンピンポン。しかも当たるか。
 問題は「滋賀県では、○○八景と呼ばれている名勝地が2種類あります。琵琶湖八景ともう
1つは何?」であった。読み勝ちである。1、2、5が1ポイントずつ。私はゼロである。
 第4問:近江神宮には日本初の水時計がありますが、//
 「4番」「天智天皇」 ピンポンピンポン。ここで、押したチームの回転灯がすべて回ると
いうハプニングが起こる。1、3、4番が回っている。改めて早押し機のテストが行われる。
 テントにスタッフが1人来て、「全く同時に押したらああいうことがあるようです」「皆さ
んボタンを押すときは強めに思いっきり押して下さい。壊れない程度に」と言って行く。
 何回かテストをしているうちに、4番が押したら4番と3番が2つとも回るようになってし
まい、会場内失笑。「それでは、3番を交換いたしますので、しばらくお待ち下さい」・・・・本
番中である。あってはならないミスである。 (つづく)
 第5問:日本のお城の天守閣で、国宝に指定されているのは4つありますが、彦根城、
犬山城、松/本城と//
 「4番の方」「姫路城」 ピンポンピンポン。4つあるもののうちの1つを答える場合
は、残った1つを答えたらよいので、3つ目が出始める時点で押せばよい。押し始めてか
ら機械が反応し、反応した機械を見て出題者が読むのを止めるまでに若干の時間がかかる
ので、2つ目を終わった時点でボタンを押し始めれば、3つ目の最初ぐらいは読んでくれ
るはずである。ただし、この技は4つをきちんと知っている必要性がある。      
 先ほどの第4問はノーカウントになったらしく、1、2、4、5番が1ポイントずつだ
という。私が入っていたとしても1ポイントである。                
 第6問:江戸時代に、宿場に設けられた、旅人が泊まるための宿泊施設を、旅籠と言い
ますが、大名/が泊ま//るため                          
 「2番どうぞ」「本陣」 ピンポンピンポン。「宿泊施設を何と」と来れば「何」で押
して「旅籠」と答えたらよいが、問題が続いて「言いますが、」と旅籠と対比させて、似
たようなものを答えさせようとしているので、旅籠に近いもので「大名」が出た時点で「本陣」
しか残らなくなるので、「大名」が出た時点で押せるわけである。2番がリーチである。
 3組の5チームに、ステージの袖で待つように指示が出る。
 第7問:七本槍で有名な、賤ヶ岳のがっせん、秀吉と戦った//のは/
 また2つが同時に回ったらしい。どういう判断か、5番が指名される。「柴田勝家」
 正解だが、会場はしらけている。
 第8問:秀吉が、豊臣姓を名乗る1つ前は//
 「3番」「羽柴」「木下」年輩の夫婦がそれぞれに答え、奥さんが、「木下」と答えた旦那
さんをしばいている。再び奥さんが「羽柴」と答え、しばらく間があってからピンポンピンポ
ンと鳴る。言い直しはOKのようである。
 「1つ前は羽柴。では、2つ前は何?」とでも来るかと思ったが、どうも問題がストレート
である。2、3、5番がリーチである。
 ちなみに問題は「秀吉が、豊臣姓を名乗る1つ前は、何という姓を名乗っていたでしょう」
であった。
 第9問:浅井、長政の妻、お市の方の兄//は
 「1番」「織田信長」 ピンポンピンポン。ポイントはかいつぶりの置物だが、かいつぶり
の置物の数が足りなくなったらしく、違うもので代用するとのこと。1、2、3、5がリーチ。
 第10問:それでは、浅井長政とお市の方の長女は、//誰
 「3番の方」「茶々」 ピンポンピンポン。3番勝ち抜けかと思ったら、そうでもない。ど
うやら先ほどの言い直しはポイントにならなかったようだ。これで1、2、3、5がリーチ。
 第11問:中山道番場宿、番場の忠太郎で有//名な
 今度は4番と5番がついたらしい。会場から「4番や」という声が飛ぶ。ジョージが「4番
でいいですか?」と聞く。会場から大きな拍手。4番は「押してませんよ」と言い、会場内大
いに盛り上がる。 (つづく)
 「4番の公正な辞退によりまして、5番お願いします」「4番ちゃうんですか」
 どうも後味が悪い。会場からヤジが飛び始める。
 第12問:安土城は誰/が作//った城
 「1番、で間違いない。1番」「織田信長」男女混成4人の大学生が勝ち抜ける。
 いよいよ我々3組の出番である。ステージの袖から客席はよく見えていたので、ステー
ジに上がっても、袖にいたのとさほど変わることはない。よく入っている。1000人を
軽く越える人がステージ前でこちらを見ている。我がN野先生チームは1番である。
 ボタンの練習をさせてもらえる。一斉に押すのは2番に取られた。ボタンの遊びが大き
い。ボタンの遊びが大きいと、押し始めてから機械が反応するまでの時間が長くなるので、
遊びの分ギリギリまでボタンを押し込んでおくとロスタイムが短くなる。しかし、ギリギ
リまで押し込むと、後の4人の手の力が上からかかっているので、ふとしたはずみにボタ
ンが暴発してしまう危険性もある。この辺の加減が難しい。
 第1問:秀吉が、長浜城を築くまでは、この地の地名は?//
 「5番」「今浜」 ピンポンピンポン。これは知らなかった。5番は大学生風である。
 機械の調整をするらしく、その間インタビューになる。S原さんが「緊張しています」と答
える。司会の2人が「かわいいらしいですねぇ」と言う。2番は大学生風の男が答える。機械
の調整が終わったらしく、2番まででインタビューは終わる。
 第2問:京極高次の、生涯に託して、近江の戦国流転を描いた、みずかみ勉の小説は何?
 難しい。なぜか問題の雰囲気が変わったようである。急に難易度が上がった。
 結局時間切れ。この問題は流れた。正解は『湖笛』とのこと。
 第3問:大津祭の、曳山は何基?///
 押し負けた。「4番、いや5番」「13基」 ピンポンピンポン。いきなり5番がリーチで
ある。これは悠長なことをしていられない。押して押して押しまくらなければならない。
 また機械の調子がおかしいようである。5番が押すと4番も一緒に回るらしい。どうにもこ
うにもならないらしく、ここからは挙手でやるという。会場からはブーイングである。早押し
が楽しみでここまで来たのに、話にならない。
 第4問:琵琶湖大橋と近江大橋、長いのはどっ/ち?
 しまった。早押しでないと、解答権が取れたかどうか、他のチームがどのポイントで押した
かが分からない。会場からは「1番」の声が飛ぶ。どうやら解答権を取れたようだ。
 「1番」「琵琶湖大橋」 ピンポンピンポン。司会は我々のすぐ前に立っているので、全体
が見られないらしく、会場の人に見てほしいと頼んでいる。県の予算を数千万円も使ってこの
ザマである。
 第5問:琵琶湖周航の歌を作詞した、小口太郎は、どこの学校の/ボート部
 手を挙げるだけなので、音も出ず、出題者も気づかずに読み続ける。会場の声で気づいて読
むのをやめるという形である。
 「1番」 どうやら解答権を取れたようだ。さて、確信があって挙げたわけではないので、
どうしたものか。こういう場合はたいがい東大か京大である。どちらにしようか。京大のよう
な気がするが、何かで遠征に来ていたと読んだような気がする。よっしゃ「東京大学」(つづく
 ブー。なのにジョージは「正解です」と言う。あわてて浜田さんが「不正解です」と訂正す
る。会場からは笑い。
 「正しいのは、京大、京大です」とのこと。しまった。何かと間違えていたようだ。
 問題文は「琵琶湖周航の歌を作詞した、小口太郎は、どこの学校のボート部出身ですか」だ
そうである。
 スタッフが大きく×と書いたマスクを持ってくる。1つしかなく、永野先生がしてくれる。
これで5番が取れば、全てが終わってしまう。2〜4番にがんばってもらうか、問題が流れる
のを祈るしかない。
 第6問:兵主神社にある、国の名勝に指定されている庭園は、宇宙人が造ったという説があ
ります。その理由は、庭園内の池が、海に住むある生物の形をしているからですが、その生物
とは何ですか?
 おっと、誰も押さない。流れろ、流れろ。
 ブー。時間切れ。命拾いである。
 「たこです」 なるほど。「1番の方の解答権戻りました」
 第7問:戦国時代の小説はいろいろありますが、豊臣秀吉の弟、豊臣秀長の一生を描いた小
説を書き、現在の経済企画庁/長官と
 「1番」 これしかない。「堺屋太一」 ピンポンピンポン。これで並んだ。 (つづく)
 問題文は「戦国時代の小説はいろいろありますが、豊臣秀吉の弟、豊臣秀長の一生を描
いた小説を書き、現在の経済企画庁長官といえば?」であった。
 「1番と5番、リーチかかっています」 さぁ、これでイーブン。行くで。
 第8問:彦根城の別名は、金亀城ですが、姫路城の別/名は
 しまった。「ですが、」でさらに彦根城についてつっこんでくるのかと思いきや、姫路城に
振られてしまった。「路」か「城」で挙げられたものを。極端に言えば、「が、」で挙げて、
「姫」と言ったところで次のフリを考えて「白鷺城」と出せたものを。挙げ遅れてしまい、3
番に解答権を取られる。5番でなくてよかった。
 「白鷺城」 ピンポンピンポン。
 問題文は「彦根城の別名は、金亀城ですが、姫路城の別名は、何というでしょうか?」であ
った。危ないところであった。
 第9問:滋賀県には、JRAのトレーニングセンターがありますが、何町/にあ
 よっしゃー。勝ち抜けは栗東町で決まりや、と思ったら、「3番」だという。あれ?何で?
 「栗東町」 ピンポンピンポン。
 問題文は「滋賀県には、JRAのトレーニングセンターがありますが、何町にあるでしょう
か?」であった。えらいことになってしまった。1、3、5番がリーチである。1番にも3番
にも取られてはいけない。
 第10問:琵琶湖は、日本一大きな湖ですが、では、日本一透明度/の高い湖は?
 「1番」 やった。解答権が取れた。これは昔、本で読んだことがある。よっしゃ、勝ち抜
けや。「田沢湖」 ブー。何でや?!
 「正解は、摩周湖だったんですねー。」 そうか。資料が古かったから、今は入れ替わって
いるのか。やはり、常に新しい資料を見ておくのは大事や。
 これでまた、2番、4番のがんばり、3番、5番が間違う、問題自体が流れるのいずれかに
なるように祈らなければならない。
 第11問:近江八景、堅田の落雁で知られる、臨済宗大徳寺派、満月寺は・・・・
 あちゃー。何という簡単な問題か。 (つづく)
 「3番」 「浮御堂」 ピンポンピンポン。「正解おめでとーう」「勝ち抜けー」
 終わった。
 それにしても、この3日間、よく楽しませてもらった。100万円はもらえなかったけれど
も、ここまで楽しませてもらえただけで十分である。
 残念なのは、早押しボタンがろくに押せなかったことと、しょうもない焦りから自滅してし
まったことである。
 問題文は「近江八景、堅田の落雁で知られる、臨済宗大徳寺派、満月寺は、一般に何と呼ば
れているでしょうか?」であった。
 ステージ上手の袖に下ろされ、そこで賞金2万円也の領収書にサインをする。
 その間に4組がステージの上に上がり、インタビューを受けている。
 次に、早挙手の練習をしている。
 第1問:昔の距離の単位で、何里というの//がありますが、
 3番、間髪をおかずに4番が挙げる。なるほど。こんな風にやっていたのか。 (つづく)
 「何里というのがありますが、では〜」と違うことを聞く方に振る問題が多いが、今回
は問題を作り慣れていない人が問題を作っているというのを読んで、そのままストレート
に聞いてくると思って、こんなに早いポイントで押してきたのであろう。
 「3番」 「4キロメートル」 ピンポンピンポン。
 問題の全文は「昔の距離の単位で、何里というのがありますが、1里は約何キロですか」
であった。3番が1ポイント先取である。
 天下統一、早手挙げクイズ第2問:人気ロックバンド、ラルク・アン・シエルのリーダ
ー、TETSUとKENは滋賀県出身です。バンド名のラルク・アン・シエルは//
 3番が早い。
 「3番」 「虹」 ピンポンピンポン。
 問題の全文は「人気ロックバンド、ラルク・アン・シエルのリーダー、TETSUと
KENは滋賀県出身です。バンド名のラルク・アン・シエルはフランス語ですが、日本語
ではどういう意味でしょうか?」であった。3番が2ポイントでリーチとなった。
 天下統一早挙手クイズ第3問:明智光秀のお墓がある//大津市
 2番が挙げた。
 「2番」 お手つきである。
 問題の全文は「明智光秀のお墓がある、大津市坂本の西教寺の屋根には、守り神としてある
動物がまつられています。その動物は?」で、正解は猿だそうである。2番が1回休みで、3
番のリーチは変わらない。
 天下統一早挙手クイズ第4問:滋賀県に接している他府県の数は4府県です。岐阜県三重県
京都府そしてもう//
 1番が早い。
 「1番」
 聞こえなかったが、ピンポンピンポンといったところをみると、福井県と答えたようである。
 問題の全文は、「滋賀県に接している他府県の数は4府県です。岐阜県三重県京都府そして
もう1つはどこでしょう」であった。2番の1回休みは終わって、1番が1ポイント、3番が
2ポイントとなった。我々の時と似た展開になってきた。
 天下統一早挙手クイズ第5問:鈴鹿馬子歌で有名な土山宿。この歌の1つ、坂は照る照る、
鈴鹿は曇る、あいの土山○○//が降る
 3番が早い。
 「3番」 「雨が降る」 ピンポンピンポン。決まった。
 問題の全文は「鈴鹿馬子歌で有名な土山宿。この歌の1つ、坂は照る照る、鈴鹿は曇る、あ
いの土山○○が降る。さて、何が降ったでしょう」であった。
 それぞれの組で勝ち抜けた4チームによって、決勝戦が行われる。ということは、我々は準
決勝敗退ということになる。
 決勝だからであろうか、早押し機を何とか調整して使うという。
 ボタンの練習を兼ねて、1番から順番に押しながら、決意のほどのインタビューがある。
 決勝第1問:滋賀県には、おいしい水、おいしい米があることから、おいしい地酒もた
くさんあります。その1つ、七本槍で有名な、湖北は、木之本町、富田酒造には、書家、
陶芸家であり、美食を極めたある人が//
 「1番どうぞ」 「榊莫山」 ブー。
 問題の全文は「滋賀県には、おいしい水、おいしい米があることから、おいしい地酒も
たくさんあります。その1つ、七本槍で有名な、湖北は、木之本町、富田酒造には、書家、
陶芸家であり、美食を極めたある人が若い頃に逗留していましたが、そのある人とは誰で
しょう」であった。正解は北大路魯山人とのこと。永野先生は分かったらしい。
 第2問:日本3大地蔵の1つであり、地蔵縁日でも有名な木之本町浄心寺の通称、木之
本地蔵は、体のある部分に/ごりえきが//
 「2番」 「目」 ピンポンピンポン。しかし、それを言うなら「ごりやく」と読んで
ほしいものである。これで1番にも解答権が復活、2番が1ポイントでリードである。
 第3問:大津市にある義仲寺には、//松/尾
 「4番」 「木曽義仲」 ピンポンピンポン。
 問題の全文は「大津市にある義仲寺には、松尾芭蕉のお墓がありますが、もう1人有名
な戦国武将のお墓もあります。その武将とは」であった。木曽義仲は戦国武将とは言えな
いので、これは問題文が間違えている。義仲寺で聞かれるのは今のパターンと義仲寺に葬
ってほしいと言った江戸時代の俳人は誰?で、松尾芭蕉と答える2つのパターンがある。
義仲寺が出れば、実質は2者択一なので、勝負に出た4番は50%の確率をものにしたわけで
ある。これで2番と4番が1ポイントとなった。
 第4問:日本にはカタカナの町名は///2つしか
 「4番」 「マキノまち」 しばらく沈黙。「マキノちょう」と言い直す。ピンポンピンポ
ン。
 問題の全文は「日本にはカタカナの町名は2つしかありません。1つは北海道のニセコ町、
もう1つは滋賀県の何ですか」であった。この期に及んでニセコ町を答えさせることはないで
あろうという読みである。これで4番が2ポイントでリーチ、2番が1ポイントである。
 第5問:百人一首、これやこの/ゆくもかえるも わかれては//
 「1番」 「蝉丸法師」 ピンポンピンポン。
 問題の全文は「百人一首、これやこの ゆくもかえるも わかれては しるもしらぬも あ
ふさかのせきの逢坂の関は、大津市と京都市の境にあり、国道1号線が通っていますが、この
歌の作者は誰」であった。何とだらだらと長い問題文か。長いだけでひねりがないので、今の
ようなポイントで押せる。これで1、2番が1ポイント、4番が2ポイントでリーチある。
 第6問:第2砦の会場となったのは、何高校?///
 「お〜っとぉ、お〜っと4番に、それでは、お答え下さい」 「八幡商業高校」 ピンポン
ピンポン。「ゆうしょ〜う」 決まった。
 ちょんまげのかつらが4人分出され、無理矢理かぶらせている。インタビューが始まる。難
しかった問題は何でしたかという問いに、わんわん王国の問題だったと答えている。確かに、
今から思えば、あの問題がこの大会のターニングポイントになる問題だった。
 どういう4人組ですかとの問いに、R大学と答えている。後日分かったことだが、立命館大
学の1回生チームだったとのこと。ウルトラクイズでも歴代一番たくさんの優勝者を出してい
るクイズの名門の大学だけある。
 何と、2〜4位決定戦をこのまま続行するという。 (つづく)
 次に勝ち抜けたチームが2位、その次が3位になるそうである。2位でも30万円、3
位が10万円、4位で8万円が賞金としてもらえる。ちなみに先ほどの4人組は100万
円である。
 第7問:では、第3砦の会場となったのは、草津、野村グランドでしたが、その受付で配っ
たのは//
 「1番」 「パインあめ」 ピンポンピンポン。「正解〜」バンザイをして喜ぶ1番。ブッ
ブー。
 受付で配ったのはパインあめと何、という問題だったとのこと。言う言葉もない。1番の解
答権がなくなり、1、2番が1ポイントは変わらない。
 第8問:第3砦の草津野村グランドで歓迎アトラクションを行ったのはどこの//大
 「2番」 「立命館大学」 ピンポンピンポン。ジョージが「おめでとう2位です」と叫ぶ。
まだ2ポイントである。決勝だというのに内輪ネタの連続で、会場内はしらけている。1番の
解答権が復活、1番が1ポイント、2番が2ポイント、3番が0ポイントである。
 第9問:琵琶湖めぐりの遊覧船、外輪船の//
 「3番」 「ミシガン」 ピンポンピンポン。
 問題の全文は「琵琶湖めぐりの遊覧船、外輪船の名前は何?」であった。これで1番が1ポ
イント、2番が2ポイント、3番が1ポイントである。
 第10問:滋賀県の湖東三山は西明寺と金//剛輪
 「2番」 「百済寺」 ピンポンピンポン。「正解おめでと〜う」パンパカパーン。2位が
決まった。バンザイをして喜ぶ2番の人たち。これも大学生風である。
 続いて3位決定戦を行うという。
 第11問:毎年夏、水の恵みに感謝して、滋賀県の全域で行われている琵琶湖まつりの感謝
使節の人数は全員で何人でしょうか?
 「3番」 音声の調子が悪くて聞こえなかったがブーとは聞こえた。正解は100人。各市
町村に2人ずつ、滋賀県は50市町村だからである。これで3番は1回休み、1、3番が1ポ
イントは変わらない。 (つづく)
 第13問:琵琶湖1周クイズバトルラリー、大抽選会の賞品オプティはどこの自動車メ
ーカーの製品でしょう?
 会場からは笑い声。 「ダイハツ」 ピンポンピンポン。 「おめでと〜う」と叫び、
パンパカパーンとファンファーレも鳴る。直後に「ごめんなさい」と言う。それもそのは
ずで、1番はまだ2ポイントである。3番の解答権も復活。1ポイント対2ポイントで次
の問題。
 第14問:比叡山延暦寺を1200年前に開山したのは//
 「1番」 「伝教大師最澄」 ピンポンピンポン。 「ここで、第3位が、決定いたししま
した」 パンパカパーン。遠慮がちに司会者が言う。おばちゃんと女の子組が第3位、負けた
チームが第4位となる。
 表彰式となる。インタビューで、2位のチームが「帰って宿題です」と言う。これも後で分
ったことだが、1、2位チームとも、立命館大学1回生チームだったとのこと。すごい大学
である。立命館、恐るべし。
 これで、3日間にわたったびわ湖1周クイズバトルラリーが終わった。思いがけず、最後の
最後まで楽しませてもらえ、おまけに賞金までもらえて、何と良い目にあわせてもらったこと
か。準決勝敗退はちょっと残念だが、船内ペーパークイズで1位を取ったことは嬉しかった。
ここまで来れたのも、誘ってくれたN野先生、いろんな場面で活躍をしたYさん、S原さん、
S橋さん、また、電話をかけて迷惑をかけたT田先生など、いろんな人のおかげである。感謝。
第1砦 彦根会場:10問。
第2砦 近江八幡会場:11問。
第3砦 草津会場:6問。
第4砦 大津会場:8問。
第5砦 新旭会場:12問。
ビアンカ船内ペーパークイズ:50問。敗者復活クイズ:3問。
第6砦 長浜会場 埋蔵金コース 6問。
         準決勝1組 3問。
         準決勝2組 12問。
         準決勝3組 11問。
         準決勝4組 5問。
         決勝 14問。 合計全151問。 (おわり)